1月9日、サンフレッチェ広島は、2026年から新たに指揮を取る、バルトシュ・ガウル新監督の就任会見をエディオンピースウイング広島で行った。ガウル監督はドイツとポーランド国籍を持つ38歳で、2025年はドイツのRBライプツィヒのトップチームアシスタントコーチを務めていた。クラブは育成マネジメントなどさまざまな角度から期待を寄せている。
会見に出席した栗原圭介強化部長は、まず監督を選ぶ上でクラブとして重要な3つの要素があったことを説明した。
1つ目は、これまでサンフレッチェが築き上げたスタイルを変えず、攻撃面などさらに成長させてくれる監督であること。2つ目は『育成の広島』という、勝利を求めながらも『育成』を続けていくこと。3つ目は、攻撃的なスタイルでさらにチームを成長させてくれることだ。これらを追求し、ガウル監督に白羽の矢が立った。「話をする中で、我々のコンセプトに共感してくれているのをすごく感じましたし、彼自身も共感を覚えて、やりたいという思いを我々に伝えてくれた」と今回の監督就任に至った経緯を説明した。
バルトシュ・ガウル監督は、「温かい言葉をいただいて本当にうれしく思いますし、みなさんに自分のことを紹介してもらい、これから広島で生活していく上で、みなさんの力になれるように、チームのために、自分のできることを出していきたい」と語った。
また、「広島は良い場所で、素晴らしい選手、素晴らしいスタッフがいて、その周りにいるチームを支える全てのみんなが素晴らしい仕事をしてくれていて、本当に良い印象を受けました。素晴らしい環境の中で仕事ができるということをとても光栄に思います」と感謝の思いも述べた。
会見では、初日練習に触れ、「ポジティブなエネルギーをさらに上乗せできれば間違いなく成長していく」とアシスタントコーチとの会話の一幕を伝え、「今日はもう素晴らしい1日になっています」と笑顔を見せた。
また、契約前の12月中旬には、一度広島を訪れており「実際に自分が行ってみないと分からないところがあった。サインをする前に一度見ておきたかった。その時に感じた雰囲気や、人の温かさ、環境が本当に素晴らしい街だと自分の肌で感じ、『間違いない』という直感を信じて、一緒に成し遂げられるようにと思った。改めて、このチームに来られて幸せです」と語った。
記者から覚えた日本語を問われると、「実際は、『こんにちは』や、『ありがとう』という言葉ですが、まだ来たばかりであまり喋れません。ただ、毎朝『ダンケシェーン』という(ドイツ語の)コミュニケーションを取るのではなく、『日本語』でコミュニケーション取りたいと思っています。そのために、日本語を毎日少しでも喋れるように勉強していこうと思っています。1カ月ぐらいで突然喋れることはないと思いますが、1年後にまたこの記者会見を日本語でできたら素晴らしいんじゃないかなと思います」と記者団の笑いを誘った。
「まずは、成功を収めることを大事にして、目の前の1試合1試合を1つずつ積み上げていく。昨年より良い成績を求めることは当たり前で、それを目指していく」と、新シーズンへの目標、意気込みをサポーターへ力強く語った指揮官。どのようなチームを作り上げていくのか、注目が集まる。



