サンフレッチェ広島は26日、セハット・ウマルコーチが今シーズン限りで退任すると発表した。
ウマルコーチはドイツ国籍の42歳。トルコのクラブチームなどでコーチを歴任した後、スキッベ監督の就任とともに、2022シーズンからサンフレッチェ広島のトップチームコーチに就任した。勝利試合後の円陣でガッツポーズをしながら「スゴイネー!」と叫ぶパフォーマンスは、ファン・サポーターの間でもお馴染みに。チームの一体感を表現するシーンのひとつになっていた。
ウマルコーチはクラブを通じてコメントを発表。
「サンフレッチェ広島のコーチとしての忘れがたい4年間を終えるにあたり、別れは決して簡単なものではありませんでした。私たちは共に素晴らしい成果を収めました。ルヴァンカップを2度、そしてスーパーカップを1度制覇できたことは、誇りと感謝の気持ちでいっぱいです。
特に、ミヒャエル・スキッベ監督には心から感謝しています。それから、選手たちにも大きな感謝を捧げます。君たちは私たちの成功の立役者でした。君たちのプロフェッショナリズム、情熱、そして揺るぎない意志には深く感銘を受けました。
ファン、サポーターのみなさんの情熱と忠誠心も、私にとって常に大きな励みでした。みなさんの支えがあったからこそ、困難な時も新たな勇気を持つことができました。熱心で温かい人々と共に働けたことは特権であり、コーチングスタッフの仲間たちやクラブの全スタッフにも感謝しています。
広島は私にとって単なる職場以上の場所となりました。ここは平和と強い絆で結ばれた街です。私はここをまるで地元のように感じており、そのことを永遠に感謝し誇りに思うことでしょう。
私の国では『人は人生で二度出会う』と言いますが、その日まで、この素晴らしい時間を心から感謝し、サンフレッチェ広島のさらなる成功と素晴らしい試合、忘れられない瞬間を願っています。
また近いうちに会いましょう!スゴイネー!」

