◆2016年/重量級打線が爆発。貯金19で前半戦を終了/52勝33敗2分
<シーズン順位・1位/89勝52敗2分>

 前年、不振に陥った打撃陣を復調させるため、カープは新たに球団初となる打撃コーチ3人体制を導入。徹底的に“つなぐ意識”を植え付けられた選手たちは、前年の不調が嘘のように打席内で結果を残し続けていった。

 特筆すべきは交流戦中盤に入ってからの戦いぶりだ。6月14日の西武戦から6月29日のヤクルト戦までのホームゲームの成績は、なんと11勝0敗。一気に他チームを引き離し、貯金19で前半戦を終了した。

 完全に勢いづいたチームは、その後も白星を重ね続けリーグ内を独走。2位に17.5ゲーム差をつける圧勝劇で、25年ぶりとなるリーグ優勝を引き寄せた。