◆2017年/2年連続で鬼門の交流戦で貯金を上積み/52勝29敗1分
<シーズン順位・1位/88勝51敗4分>

 4月中旬から鈴木誠也を4番に固定したカープは、前年を上回るペースで勝ち星を積み重ねていった。開幕戦こそ敗れたものの、一つの引き分けを挟みその後は10連勝。前年の優勝がフロックではないことを証明した。

 6月には支配下登録されたバティスタが鮮烈なデビューを果たし、ただでさえ分厚い打線がさらに強固なものに。鬼門の交流戦も前年に引き続き大きく勝ち越し(12勝6敗/2位)、夏前には早くも独走態勢を築き上げた。

 後半戦に入っても勢いは衰えず、8月8日には球団史上最速でマジックナンバー33が点灯。前半戦で積み重ねた貯金が大きくものを言い、カープが古葉竹識政権以来となるリーグ連覇を引き寄せた。