3月27日、いよいよ2026年シーズンのプロ野球が幕を開ける。4年目を迎えた新井カープの開幕投手は、床田寛樹に決定。プロ10年目左腕が、自身初となる開幕マウンドに上がる。1/143というだけにとどまらない、大事な幕開けの1試合。今回は、これまでカープの開幕マウンドを託された男たちの歴史を振り返る。
◆歴代最多登板は、カープを代表する200勝投手!
開幕投手経験回数でトップに立ったのは、カープ黄金時代の大エース・北別府学だ。
通算9回という数字は、カープの投手陣を長年支え続けてきた他ならぬ証拠だろう。そして通算6回で2位につけたのは、長谷川良平。入団から8年連続で200投球回以上の投球を記録するなど、創設間もないチームに対して文字通り身を粉にして尽くした大投手だ。
カープの現役投手としては、大瀬良大地の5回が最多記録となる。2019年から2023年にかけ5年連続で開幕投手を務めた右腕は、咋オフに右肘を手術。万全の状態でシーズンに臨むベテランの快投を期待したい。
◆黒田はあと一歩。連続登板年数は創成期の大エースが君臨!
開幕戦連続登板年数トップとなったのは、経験回数でも2位につけた長谷川良平。
そして大瀬良と並んで2位タイにランクインしているのが、“帰ってきた男”黒田博樹だ。
時代は違えど、両投手とカープを巡る物語には共通点がある。長谷川は入団から引退まで常にチームはBクラス、同じく黒田も入団年を除き海外移籍をするまで10年連続Bクラスを経験。つまり低迷期を支え続けたエースだ。そして両投手ともに、ファンからの熱烈な声援を受け、カープ残留を決断したという逸話を残している。時代を超えて、カープ、そしてファンへの愛を見せつけた投手たちの輝きは今なお色あせない記録として刻まれている。
◆開幕マウンドに上がった助っ人投手たち
カープには、開幕投手を務めた助っ人投手が4名いる。
ミンチー(1999年)、ルイス(2009年)、バリントン(2013年)、ジョンソン(2016、2017年)といずれも在籍時にはローテーションの一角として大車輪の活躍をみせた投手たちだ。
カープ史上初の外国人開幕投手を務めたミンチーは開幕戦で白星をあげられず、その後も故障などもあり1999年は不完全燃焼に終わった。一方、ルイスは2009年シーズンを通して防御率2.96を記録し、前年の15勝に続く11勝を挙げカープ外国人投手初の2年連続二桁勝利をマークした。次年度以降も活躍が期待されたが、2010年に惜しまれながら大リーグへの復帰を果たした。
そして記憶に新しい助っ人投手といえば、2016、2017年と2年連続で開幕投手を務めたジョンソンだ。カープの連覇を支えた左腕は、2016年にNPB史上2人目となる沢村賞にも輝いている。
◆NPB史上最年長登板は、伝説の左腕
歴代最年長での開幕投手を務めたのが、カープ伝説の左腕・大野豊だ。
1998年に開幕投手を務めた際の大野の年齢は、なんと42才。
前年、最優秀防御率のタイトルを受賞しただけに、若手投手を実力で押しのけての大役。これはカープだけの記録ではなく、15年開幕時点でNPB記録となっている。そして、実は開幕投手を務めた投手として最年少のNPB記録もカープの選手が保持している。
それは1952年に開幕投手を務めた大田垣喜夫(備前喜夫)の18歳5カ月というもの。ちなみに大田垣はこの試合で完投勝利を収めるなど、堂々の投球を披露した。
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