横浜FCユースを経て、海外クラブでプロデビューを果たした木下康介。2025シーズン途中に広島へ加入すると、リーグ戦では20試合に出場しチームトップタイとなる6得点をあげ主力に定着した。指揮官が変わり、大きな変化の時を迎えた広島。躍進のキーマンとなる木下の声をお届けする。(全2回/第2回)
◆シュート時のマインド、ゴールへの考え方……海外経験で培われたメンタリティ
ー木下選手は高校卒業後、ドイツのクラブチームでプロキャリアをスタートしました。海外で約7シーズンプレーし、Jリーグでは2026年で5年目のシーズンを迎えています。海外での経験は、木下選手にどのような影響を与えていますか。
「メンタリティは、海外で培われた部分が大きいと思います。さまざまな国のストライカーを見たり、チームメートとしてプレーするなかで、ゴール前での考え方やシュート時のマインドなど学ぶものは多かったですね」
ー具体的に、どのようなことが学びになったのでしょうか。
「海外の選手は自分のリズムを持っていて、そのリズムでシュートを打てている印象です。多分、彼らが『焦っていない』ように見えるのはそのリズムを崩さずに打てているからなのかなと思います。もちろん、ゴール前に相手選手がいるかどうか、GKがいるかどうかも関わっているとは思いますが、特に海外のストライカーは、良い意味で考えすぎず、自分の形やリズムを崩さずシュートに持ち込んでいる印象がありますね」
ー2021年にJリーグデビューし、浦和、京都、水戸、柏でプレーしてきました。当時はサンフレッチェ広島というクラブにどのような印象を持っていましたか。
「ミヒャエル・スキッベ監督が広島の監督に就任した初年度から、『良いサッカーをするチームだな』と感じながら見ていました。もちろんそれ以前から、インテンシティが高いところや守備が硬いところも印象的でしたね。実際に自分が加入してみると、佐々木翔選手や塩谷司選手といったベテランの選手たちがリーダーシップを発揮してくれ、そのふたりのもとでみんなが気持ちよくプレーできていると感じました。良い意味でまとまっていますよね」
ーでは、エディオンピースウイング広島というスタジアムの印象はいかがでしょうか。
「Jリーグのなかでも、ナンバーワンと呼べるスタジアムのひとつだと思います。実際、対戦相手としてプレーしていた時から本当に良いスタジアムだと感じていましたし、サポーターとの距離も近いので、味方になるとやっぱり頼もしいですね。そんなスタジアムをホームとしてプレーできることは幸せだと感じていますし、街でみなさんから声をかけていただけるのもうれしいです」
ー最後に、ファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。
「なかなか勝てない時期もありましたし、サポーターのみなさんも勝利に飢えていると思います。残りの試合、ひとつでも多く勝利を届けたいと思っているので、応援よろしくお願いします!」
■木下康介(きのした・こうすけ)
1994年10月3日生
東京都出身
ポジション:FW
横浜FCユースーSCフライブルク(ドイツ)ーFC08ホンブルグ(ドイツ)ーハルムスタッズBK(スウェーデン)ーシント=トロイデン(ベルギー)ースターベクIF(ノルウェー)ー浦和ー水戸ー京都ー柏ー広島(2025年〜)

