5月12日に負傷離脱した秋山翔吾に代わって今季初昇格を果たした田村俊介。12日の巨人戦では「8番・レフト」でスタメン出場すると、4回表に一時同点となる適時打を放った。同学年のドラフト1位ルーキー・平川蓮らが一軍で経験を積む中、ここから巻き返しを図りたいところだ。今回は、田村がかつて“師匠”と慕う選手との関係性について語っていた、2024年掲載の独占インタビューを振り返る。
(『広島アスリートマガジン』2024年3月号掲載記事を再編集)
◆プロ2年目、酸いも甘いも味わった一軍の舞台
─プロ2年目の昨シーズンは、一軍で10試合に出場し22打数8安打、打率.364の数字を残しました。改めて、どのような1年でしたか?
「最終的には結果も出て良かったシーズンでしたが、最初は苦しんだ日々が多かったのかなと思います。1年目に比べれば、悩んだり、うれしいことだったり、いろんな経験をさせてもらったシーズンでした」
─オフには松山竜平(現オイシックス)選手の自主トレに参加しました。松山選手へ弟子入りされた経緯を教えてください。
「当初は、1人で知り合いの野球教室のようなところでと考えていたのですが、松山さんから電話をいただいて、『もし田村が来たいと思うなら全然来てもいいからしっかり考えて』と言ってもらったんです。すごくうれしくて、すぐに『お願いします!』と言いました」
─具体的にどのようなアドバイスがあったのですか?
「スイングの軌道から、全部ですね。自主トレではバットをセンターに投げる動作から始まりました。それまでの僕はスイングが横回転のスイングだったので、センターに向かってバットを投げようと思っても、ライト方向にしか投げれないスイングでした。ですので、まずは自分のイメージから変えていきました」

