2024年は侍JAPAN初選出、2025年にはプロ初本塁打を放つなど、若きスラッガーとして期待を集めてきた田村俊介。プロ5年目の今シーズンはここまで昇格の機会はなかったものの、二軍では打率3割超と数字を残してきた。今季こそ一軍定着、キャリアハイを目指す田村が、昨シーズン序盤に語った独占インタビューを改めて振り返る。
(『広島アスリートマガジン』2025年5月号掲載記事を再編集)
◆ヒットを打ちに行ったなかで、長打になるのが自分の理想
─2025年シーズンは3年連続で開幕一軍となりました。毎年思いは違うと思いますが、今季はどんな感覚ですか?
「昨年は開幕スタメンを経験させていただいたり、すごく気持ちが昂ぶり過ぎて結果が出なかったという反省がありました。今年はキャンプから落ち着いて自分のペースでやっていく事をテーマとしてやってきました。昨シーズンもずっと『自分は自分なりに頑張っていこう』という思いはあったのですが、やっぱりどこかで期待に応えたいとか、無意識に焦りが出た部分があったと思います。それも良い経験になって、今は落ち着きにつながっていると思います」
─外野手は競争相手の多いポジションです。
「チームとしての競争意識は強くなっていると思います。個人的には競争と思いすぎると、やはり焦りも出てくるので。昨年まではその焦りがあって……『ヒットを打てていない。どうしよう』『二軍に落ちてしまう』だとか、メンタル的な焦りがあったので、ダメだったなと思っています。守備や走塁は自分が一番下手だと思っていますし、もっともっと練習をしないといけないと思います。打撃では自分しか持っていないところもあると思うので、とにかく打撃を積極的にアピールしていけば、自ずと良い結果につながっていくと思ってやっていきたいです」
─田村選手自身が考える自分の強みは何だと言えますか?
「左打者で長打を打てることです。ここが一番自分で求めているところです。打率は最低限2割5分は打ちたいという気持ちがあります。打率が上がっていけば、長打率も自然と上がっていくと思っていますし、出塁率なども含めて、率を求めてやっていきたいと思っています。ホームランだけを狙っている打席は全くないので、ヒットを打ちに行った中で、良いところに当たって長打になるのが自分の理想です」
─現時点で、どのような打者を目指していきたいと考えていますか?
「ルーキーの頃からそんなに変わっていないですが、やはり勝負強いバッターになりたいと思いますし、チャンスで1本出せる選手です。『こいつが打席に立ったら安心だな』と思ってもらえるような打者を目指したいです」
■田村俊介(たむら・しゅんすけ)
2003年8月25日生/京都府出身
左投左打/178cm・97kg/愛工大名電高−広島(2021年ドラフト4位)
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