今シーズン、ここまでカープ野手陣において存在感を見せ続けている育成出身選手たち。大盛穂を筆頭に、持丸泰輝、名原典彦らが一軍の舞台で活躍している。
5月21日に支配下登録され、5月22日の中日戦で一軍デビューを果たした名原は、昨オフに戦力外、再契約を経て這い上がった苦労人だ。『気合いと根性』で結果を残し続ける名原がかつて語っていた『育成』への思いをお届けする。
◆育成指名に悔しさも、「期待していただいたことに変わりはない」
その俊足は、大学時代から自身のアピールポイントだ。プロ2年目の2024年シーズンは、二軍でチームトップタイとなる11盗塁を成功させた。2026年シーズンは5月の支配下登録までに27試合に出場し、8盗塁をマーク。一軍昇格後は7月2日までに4盗塁を決めている。
「正直にいうと、育成指名に対しては悔しさもありました。ただ、僕の能力を見定めていただき、期待していただいたことには変わりはありません。その期待にしっかり応えたいと思っています。売りは走ること。そこを評価していただいたと思っています」
入団直後はそう語っていた名原だが、今シーズンは打撃強化にも力を入れてきた。日々自身の課題と向き合い、日が落ちた練習場で黙々とバットを振り込む。その姿を知るからこそ、二軍でともに汗を流してきた仲間はもちろん、スタッフからも愛され、常に応援されてきた。
7月には、マツダ スタジアム正面グッズショップの壁面パネルのモデルにも選ばれた。悔しさを乗り越えてつかんだチャンスを、名原は確実に自分のものにしようとしている。
■名原典彦 (なばら・のりひこ)
2000年6月24日生、広島県出身
182cm 80kg/右投右打/外野手/プロ4年目
瀬戸内高−青森大−広島(2022年育成ドラフト1位)
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