海を渡ってカープにやってきた外国人たちは、その活躍だけでなく、ユニークなキャラクターでも多くのカープファンに愛された。ここでは、懐かしの外国人選手のインタビューをプレイバック。
今回は2009年にカープに入団したアンディ・フィリップスを振り返る。1シーズンで15本塁打をマークした助っ人が来日当初語っていた『日本野球の印象』とは。
(『広島アスリートマガジン2009年10月号』掲載記事を再編集)
◆高いレベルで野球がしたい。来日を決めたその裏側
— 来日してからおよそ3カ月が経ちました(取材時点)。日本の街には慣れましたか?
「そうですね。非常に楽しませてもらっています。日本に来る前にはいろんな人から情報をもらっていたので、前もってどのような土地なのかということはある程度予想できていました。だからそこまで大きなカルチャーショックはなかったですね。広島以外にもいろんな街に遠征に行きましたが、それぞれ独自の特徴があって、全国においしいものがあるという印象です。外出して歩いたりもしましたし、広島以外でもどこに行っても非常に楽しめますね」
— 今季はシーズン途中までアメリカでプレーしていましたが、6月にフリーエージェントとなり、カープへの入団が決まりました。働き場所を日本に求めたのはどんな心境だったのですか?
「今年の春季キャンプはメジャーに招待されロースターに入れると期待していましたが、実際は漏れて、マイナーでもいい成績を挙げていたのですがなかなかメジャーに上がれませんでした。今の年齢のうちにレベルの高い舞台で野球を続けたいと思い、日本に目が向きました。タイミングとチャンスが合って、来日を決断しました」
—来日直後はしばらく日本の投手の前に苦しみましたが、8月は3割6分8厘、6本塁打25打点と成績が急上昇しました。何かきっかけなどはあったのですか?
「考え方にしろ打撃にしろ、変えたことはこれといってありません。来日してからすぐにいい成績を挙げたいとは思っていましたが、3週間のブランクを置いていきなり日本で結果を出すのは現実的に難しいところがあります。ただ、苦しんでいるときでも、いずれは日本の野球に慣れて、打てるようになるだろうと信じていました。結果が残せるようになる直前も、そろそろだろうなと思っていたし、その通り打てるようになりましたね」

