育成出身選手が一軍で躍動し、新たなヒーローの台頭に注目が集まる2026年の新井カープ。その裏側では、灼熱の由宇練習場を舞台に一軍昇格に向けた激しい競争が繰り広げられている。若手、中堅、ベテランがそれぞれの思いを胸に腕を磨く二軍から、プロ10年目を迎えた左腕・高橋昂也の声をお届けする。(取材は2026年6月上旬)
◆「力まず、自分のピッチングを」自然体で臨む10年目のシーズン
プロ10年目の節目を迎えた高橋昂也だが、 「自然体です。あまり年数は意識していません」と話す。
2016年ドラフト2位で入団し、2018年にはプロ初勝利もあげた。しかし、以降は左肘のコンディション不良に苦しみ、トミー・ジョン手術を受けリハビリの日々も経験した。昨シーズンは4シーズンぶりに先発登板し、2勝をマークしている。
「今年の序盤は球速を求め過ぎて、本来の調子が出し切れないところがありました。スピードを求めれば求めるほど力んでしまうタイプなので、最近はそこを修正して、自分のピッチングができるように心がけています」
無理に出力を上げるのではなく、自然体で投げる。 「理想は先発でも中継ぎでも緊急登板でも、どこでも変わらず淡々と投げられるような、良い意味で使い勝手の良い投手」。それが高橋の目指す姿だ。
「まずは一軍で投げないことには話にならないと思っています。ただ、あまり前のめりになりすぎても良くないと思っているので、目の前のことにしっかり集中して野球をやっていきたいです」
故障、手術、リハビリと向き合う日々を経て、10年目左腕は今、新たな目標と向き合っている。
■高橋昂也(たかはし・こうや)
1998年9月27日生/埼玉県出身
182cm/91kg、左投左打
花咲徳栄高-広島 (2016年ドラフト2位)
【2025年成績】24試合 2勝1敗0S1H 防御率2.57
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