ドラフト5位でカープに入団した赤木晴哉。母の日の初先発をはじめ、一軍の舞台で経験を重ねた長身右腕は、憧れを原動力に変えながらプロの世界で着実に成長を続けている。『いつかは最多勝を』と意気込む赤木が、自身のここまでの歩みを振り返り、印象的だったという高校時代の出会いを語る。(全2回/第1回)

今季は一軍で1試合に先発、5試合に救援で登板している赤木晴哉

◆「自分は体育会系で、何でもガツガツやるタイプ」

ープロ1年目の今シーズン、一軍での登板も経験しました。プロの世界で感じている手応えや課題を教えてください。

「真っ直ぐは思ったより通用するのかなと思いました。課題としては、追い込んでからの変化球や精度をもっと詰めていかないといけないなと思っています。また、先発になってから間もないので、いかに長いイニングを勝負できるか、無駄球をなくすなどを現在は意識して取り組んでいます」

ー5月10日のヤクルト戦で、初先発を経験しました。『母の日』のイベントということで、お母さまが始球式に登板されましたね。

「自分も緊張していたので、そこに対して感情を抱くことはあまりなかったんですけど(笑)。試合が始まったら、きちんと抑えないといけないので、気を緩めないようにという感じでした」

ー2回無失点の好投でした。『母の日』の親孝行になったのではないでしょうか。

「そうですね。試合後は、お疲れさまと声をかけてもらいました。この日はとりあえず、『2イニング後先考えず、思いっきり投げてこい』と言われていたので、無失点に抑えられたことは良かったのかなと思います」

ーここから、赤木投手の野球人生についてお聞きします。野球を始めたきっかけは?

「小学校4年の頃に友達に誘われたのがきっかけで、そこから少年野球チームに入りました」 

ーどんな幼少期でしたか?

「静かなタイプではないですね。体育会系で何でもガツガツやるタイプだったと思います。野球以外には水泳を習っていました」

ー高校は天理高に進学されました。

「ありがたいことに、複数の学校から声をかけていただきました。その中で自分が1番やってみたいと思う高校を選びました」

ー高校時代を振り返って、印象に残っていることはありますか?

「達(孝太・日本ハム)の存在を3年間近くで見られたことですね。選手としてはケガもあって思うようにいかない時間が多かったのですが、本当にすごい選手を間近で見ることができました」

ー達投手は2021年にドラフト1位で日本ハムへ入られましたが、どのように感じられましたか?

「自分は、全くプロなど考えていませんでしたし、達に関してライバル意識なんてありませんでしたから、自分たちのチームのエースがドラフト1位でプロに入ったということが誇らしかったです」

(後編へ続く)

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