育成出身選手が一軍で躍動し、新たなヒーローの台頭に注目が集まる2026年の新井カープ。その裏側では、灼熱の由宇練習場を舞台に一軍昇格に向けた激しい競争が繰り広げられている。

 結果を出せば、道は開けるーー。若手、中堅、ベテランがそれぞれの思いを胸に鍛錬の日々を過ごしている。ここでは今季一軍4試合に出場している渡邉悠斗の思いに迫る。(取材は2026年6月上旬)

二軍では20試合に出場し打率.172と苦しんでいる(7月14日時点)

◆仲間の活躍に、「負けていられない」

 プロ2年目は開幕一軍入りをつかんだ。しかし、一軍で結果を残せず、再びファームで鍛錬の日々を送る渡邉。「あまりうまくいっていないことの方が多い」とここまでを振り返り、改善点について、こう語った。

 「まずは結果を残さなければいけないと思っています。昨シーズンは打撃フォームを変える練習にも取り組んでいたのですが、どうしても元の形に戻ろうとしてしまうところがありました。今はフォームをしっかり固めて、結果を出せるように頑張っています」

 二軍で結果を出し、一軍で活躍。そして定着を目指す。渡邉の目標は明確だ。

 「一緒に二軍でやってきた仲間が一軍で活躍する姿を見ると、やっぱり、負けていられないなという気持ちが強くなります。まだ数字的な目標を掲げられるレベルには達していないと思っているので、とにかく二軍で結果を出すこと。一軍に呼ばれたらそこでも結果を出して、定着できるようにしたいです。そこで初めて、数字や目標にこだわっていくことができるようになると思っています」

 プロ1年目には二軍で初本塁打を放ち、一軍最終戦では初安打・初打点もあげた。パンチ力のあるバッティングにロマンを感じるファンも多いだろう。期待のパワーヒッターが一軍で爆発する日を、鯉党は心待ちにしている。

■渡邉悠斗(わたなべ・ゆうと)
2002年7月7日生/東京都出身
182cm/100kg、右投右打
堀越高-富士大-広島 (2024年ドラフト4位)

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