絶対的守護神としてカープの3連覇を支えた中﨑翔太。2019年以降は故障と手術、リハビリを繰り返す日々を送ってきた。経験豊富なベテラン右腕は今季、久しぶりのセーブをマークした。背番号21が語る、7年ぶりのセーブシチュエーション、今季の投手陣とは。(全4回/第3回)
◆いつ呼ばれても良いように、気持ちを入れて準備をしていた
—2025年シーズンについて伺います。投手陣は、シーズン序盤からチーム防御率がリーグトップを推移するなど好調な滑り出しでした。
「開幕直後は僅差で負ける試合も多かったのですが、投手陣としては防御率が良いという点では勝負ができていたのではないかと思います。ただそれも、野手陣がしっかり守ってくれているおかげです。失策数もセ・リーグでは少ないですし、そういうところも投手が乗っていけた要因なのではないかと思います。僕自身でいうと、良い時もありながらも、悪い時はちょっと失点の仕方がよくないという印象がありますね」
—今シーズンはヤクルトから石井弘寿コーチが入団されました。実際に指導を受けてみて、どのような方だと感じていますか。
「選手の立場に立って話をしてくれるコーチですね。ブルペンからマウンドに向かう時も、すごく鼓舞するような言葉をかけてくださいますし、そうかと思うと面白い冗談で盛り上げてくれたり、もちろん真面目な話もたくさんしていただけますし、すごく良いコーチだと思います」
—4月7日の巨人戦(マツダ スタジアム)では、2019年以来7年ぶりにセーブをマークされました。抑えとして出番が巡るまでに、どのように準備されていたのですか。
「開幕直後は森浦(大輔)が9回を任されていましたが、一度外して持ち回りで変えていくという話をされていたので、『自分もいつかは回ってくるのかな』という思いはありました。いつ呼ばれても良いように、気持ちを入れて準備はしていました」
—セーブシチュエーションで呼ばれた時は、どのような心境でしたか。
「『よし、来たな』という感じでした。僕自身、ここで抑えることができれば久々のセーブになることは分かっていましたが、これまでもビジターの延長戦でセーブがつく機会に登板すると、栗林(良吏)や島内(颯太郎)から『久々のセーブになるかもしれませんね』と言われることはあったので(笑)。そこまで意識しすぎることもなく、マウンドに上がることができたと思います。セーブをあげた後はいろいろな方から声もかけていただきましたし、メッセージもいただきました。感慨深いものがありましたね」
(第4回へ続く)
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