大学時代にはベストナインと最優秀投手に輝き、プロ注目の存在に成長した赤木晴哉。2025年ドラフト5位でカープに入団すると、開幕戦から登板機会をつかみ、以降はプロの世界で着実に経験を積んでいる。「実は社会人野球を目指していた」という赤木が、プロを目指すことになったターニングポイントとは。その背景には、大学時代のある先輩左腕との出会いがあった。(全2回/第2回)
◆憧れの投手と、プロの世界でチームメートに
ー赤木投手は大学は佛教大へ進学され、2年春からリーグ戦に登板。3年秋にはベストナインと最優秀投手賞を獲得しました。プロ入りを意識する転機はありましたか?
「もともとは社会人野球でプレーしたいという思いで大学へ進学しました。ただ、2年生の時に出場した関西オールスターで、当時4年生だった髙(太一)さんがプロ注目選手としてプレーされていて、とてもカッコ良かったんです。自分も2年後にはそういう存在になりたいと思いました。同じ選抜チームでプレーした藤原(聡大・楽天)とも『一緒にプロを目指そう』と話すようになり、その頃からプロを意識し始めました」
ーちなみに髙投手に、プロに入るきっかけになったことはお話されましたか?
「話しました(笑)。ただその頃にはすでに仲良くしていただいていたので、『今さらかよ!』という感じでしたね。あまり真剣には受け止めてもらえませんでした(笑)。最初は少し怖いイメージもあったのですが、実際はとても優しく接していただいています」
ー初登板は3月27日の開幕戦、9回というしびれる場面での登板となりました。3失点という結果ではありましたが、初のプロのマウンドはいかがでしたか?
「もちろん緊張はしていたのですが、それはオープン戦の時も同じだったので、“開幕戦”に特別何かがあったわけではありません。ただ、結果的には良いものではありませんでしたね」
ー赤木投手にとってこの試合はどんな試合だったと言えますか?
「ベンチに下がってから、中﨑(翔太)さんや、床田(寛樹)さんが声をかけてくださって、お二人もそういう経験があることをベンチでも話をしてくださいました。いまチームの顔となるような投手でも、そういう経験を経てここにいるんだと思えて、うまく切り替えられたと思っています」
ー赤木投手が目標にしている投手を教えてください。
「伊藤大海投手(日本ハム)です。投球はもちろんですが、マウンドでの振る舞いや熱い姿勢がすごくかっこ良いなと思っています。自分はあまり感情を表に出すタイプではないので、なおさら憧れますね」
ーでは、将来的にはどんな投手になりたいですか?
「やはり、大学時代から先発をやらせてもらっているので、プロでも先発を投げたいという思いがあります。いつかは『最多勝』を獲りたいです」
■赤木晴哉(あかぎ・せいや)
2003年10月5日生、大阪府出身
191cm・86kg・右投右打
天理高ー佛教大ー広島(2025年ドラフト5位)
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