ペナントレース前半戦、育成出身選手の活躍が目立ったカープ。その裏側では、灼熱の由宇練習場を舞台に、一軍昇格に向けた激しい競争が繰り広げられている。
2022年ドラフト5位で入団した河野佳は、プロ3年目の昨オフに戦力外通告からの育成契約となった。「再び支配下へ」の思いを胸に腕を振る、プロ4年目右腕の現在地とは。(取材は2026年6月上旬)
◆思った通りに投げられる球も増えてきた
プロ1年目に開幕一軍入りを果たし、2年目の2024年には初セーブも記録した。しかしプロ3年目となった昨シーズンは一軍登板がなく、シーズン終了後に戦力外通告を受けた。その後、育成選手として再契約を結び直すこととなる。 「悔しいという気持ちが一番」と語っていた河野は今季、再び支配下復帰を目指すシーズンを迎えている。
「コンディションは良いです。これからもやるべきことをしっかりやっていくだけだと思います。昨シーズンは肩のコンディション不良もあって思うような結果を残せず、野球の土台となる部分から崩れてしまいました。今年はキャンプからフォームの固定をテーマに取り組んできました。まずはコンディションを整え、そのうえでフォームを固めていくことを意識しています」
現在は、直球の質と変化球の精度向上に向けたトレーニングに取り組んでいる。永川勝浩コーチ、野村祐輔コーチの指導のもと、「思った通りに投げられる球も増えてきた」という手応えもある。
しっかり立ち、しっかり投げる。基礎的な部分と向き合いながら投手としての土台を再構築し、河野は再び一軍のマウンドを目指している。
■河野佳(かわの・けい)
2001年8月23日生/兵庫県出身
175cm/87kg、右投右打
広陵高−大阪ガス−広島 (2022年ドラフト5位)
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