チームを支えているのは、グラウンドでプレーする選手たちだけではない。ここでは、カープを支えるスタッフにスポットライトを当て、過去に掲載したインタビューを振り返る。
今回は、現役時代に中日、広島の2球団でプレーし、現在は打撃投手としてカープを支える久本祐一さん。カープへの思いや自身の経験を改めて振り返る。
(『広島アスリートマガジン』2024年11月号掲載記事を再編集)
◆お世話になったチームに恩返しを。打撃投手としてカープに復帰
僕がカープで打撃投手を務めるようになって、2024年シーズンで4年目になりました(取材時)。
カープで現役を引退したあとはトライアウトなども受けましたが、現役を続けたい気持ちがある一方で、「お世話になったチームに恩返しをしたい」という思いもありました。そのタイミングで、中日の落合博満GM(当時)から声を掛けていただき『恩返しをするならまずは中日からが筋だろう』と考えて引き受けることにしました。
その後、カープから『左の打撃投手がいない』という相談を受けて、今度はカープに恩返しをするチャンスだと感じ、2021年に打撃投手として復帰しました。
現役時代、そして現役引退後もカープと他球団の両方を見てきた者として、いま改めて感じていることは、カープはやはり『育てるのが上手い』チームだということです。
そんなチームを支えていくために、僕も打撃投手として、打者の要望に100%応えることができるような存在になりたいと思っています。
僕は左投手ですが、極端な話、もし打者に「右で投げてほしい」と言われれば右で投げる練習もするでしょう。これは僕の性格的に、「できません」というのが嫌だというのもありますが(笑)。
打撃投手として感じるプレッシャーはもちろんありますが、現役時代とはまったく異なる種類のプレッシャーだと思っています。
その分、余っている力を自分の役割に注ぎ込んでいきたいですし、これからも打者のため、カープの勝利のためになるような仕事をしていきたいと思っています。
■久本祐一(ひさもと・ゆういち)
1979年3月14日生、大阪府出身
柏原高ー亜細亜大ー河合楽器ー中日(2002〜2012)ーカープ(2013〜2016年引退)2001年ドラフト4巡目で中日に入団。2013年にカープに移籍し、先発・中継ぎとして活躍。2016年限りで現役を引退すると、中日の打撃投手に転身した。2021年からカープに復帰し、打撃投手を務めている。
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