9月23日、今シーズン初の一軍昇格を果たすと、24日にはスタメンマスクを被ったカープの若手捕手・清水叶人。森下暢仁、遠藤淳志、大瀬良大地とバッテリーを組むと、1失点に抑える奮闘を見せた。
強肩と巧打が売りの捕手として、健大高崎高から2022年ドラフト4位でカープに入団すると、3年目の昨シーズン一軍デビュー。若き扇の要として期待の集まる清水が、プロ1年目に語った独占インタビューを、再編集してお届けする。
(『広島アスリートマガジン』2024年2月号掲載記事を再編集)
◆群馬の名門が誇る“機動力野球”で、捕手として成長
―高校は群馬の名門、健大高崎高です。機動力野球で有名なチームですね。
「“機動力野球”はまさに健大高崎高のチームカラーですね。やはり高校では、走塁を中心に指導してくださいました。また、技術的な面、走塁に対する意識、たくさんのことを学びました。僕はそこまで走れる選手ではなかったのですが(笑)、周りに走れる選手はたくさんいましたし、技術も持っていました。捕手としてそんな選手たちを毎日相手に練習していたので、僕自身もチームメートに鍛えてもらうことができたと思っています」
―走塁レベルの高いチームメートを相手にすることで、送球をはじめとする“捕手”としての技術を磨くことができたんですね。
「チームメートの走塁は絶対に阻止してやるという気持ちで、紅白戦などは臨んでいました。逆に、走る選手たちには『清水から絶対に走ってやる』という意識があったので、お互いに高め合う練習ができていたと思います」
―カープの捕手陣は、選手層の厚さが印象的です。
「入団してみなさんのプレーや練習を見るだけで、本当に全てのレベルが高いなと感じています。プレー中の落ちつきや送球の精度、視野の広さ、そしてキャッチングまで、自分とは全然レベルが違うなと感じています」
―そんな選手たちの中で、逆にここなら負けないぞという点はありますか?
「うーん、今のところないです。悔しいですけど……。ですからまずは、捕手としての基本であるキャッチングを磨いていこうと考えています。まともなキャッチングができないと、投手からの信頼を得ることはできませんし、チームからも信頼されません。捕手陣の中で僕が一番下手なのは分かっていますから、基本の部分をしっかりと磨くことが大切だと考えています」
―そのキャッチングを磨くには、何が一番の方法だと考えていますか?
「とにかく投手の球を、毎日一球でも多く受けることだと思います。受け続けることが、キャッチングを磨く一番の近道だと考えています。プロの世界は想像した以上に厳しいところでした。覚悟はしていましたが、やはりその通り、それ以上だなと感じています。たとえ練習をしても自分だけが成長しているわけではなく、周りのチームメートも成長しています。ですので、それ以上に練習を積み重ねないといけません。でも、絶対に敵わないとも思ってはいませんから、練習を重ね課題を一つずつクリアして成長あるのみです」
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