10月28日、広島東洋カープの球団副本部長編成担当に就任した小川淳司氏が、マツダ スタジアムで記者会見を行った。
小川氏は現役時代、ヤクルトと日本ハムでプレー。引退後はヤクルトでスカウトや二軍監督、一軍ヘッドコーチなどを歴任し、一軍監督としてもチームを指揮した。GMとしても手腕を発揮し、2021、2022年のリーグ連覇と日本一を支えた。ヤクルト退団後は、ゴールドジム女子硬式野球チームの監督を務めていたが、このたびカープの編成担当に就任。関東を拠点としながら、2027年1月から本格的に始動する予定となっている。
会見では、就任の心境について「ヤクルト球団を退団して1年足らずでこういうお話をいただきまして、本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです」と率直な思いを語った。オファーを受けたのは今年5月。女子野球チームの監督に就任したばかりだったこともあり、関係者との調整を含めて悩んだという。それでも「来年70歳になるのですが、この年齢になっても話をいただける気持ちというのは、受けさせていただく大きな理由になりました」と、就任を決断した背景を明かした。
編成担当としての役割については、チーム編成を主軸に、球団と現場の考えをすり合わせていくことが重要になると説明。「球団側の意見と現場の意見をどうミックスして進めていくかが難しさでもあるし、それはやっていかなければいけない問題だと思っています」と、双方の意見を踏まえたチームづくりへの考えを示した。
また、ヤクルト時代にGMとしてリーグ連覇と日本一を経験したことをカープでどう活かすかを問われると、現在の戦力だけでなく、その先を見据えた編成とのバランスが重要だと強調。「やはり、今のカープのチーム状態ということを自分自身で把握していくことが先決かと思います」と、まずは現状の理解に努める姿勢を示した。
カープに対しては、監督時代に3連覇を経験したチームの強さが印象に残っているという。現役時代は「とにかく練習量が多いイメージがあって、みんな練習に関して非常に姿勢はすごく感じられるという印象でした」と振り返った。
来季に向けて、新井貴浩監督がチームの変革を掲げるなか、小川氏は選手補強についても言及。「生まれ変わっていくことに対して自分がどれだけ力になれるかというのは、現場とのコミュニケーションがまず第一かなと思っています」と語った。補強やトレードについては、単に実行すればよいというものではなく、その時々の状況に応じた判断が必要との考えを示し、「そこに向けてしっかりと活動ができたらと思っています」と意欲を語った。
豊富な球団運営の経験と人脈を持つ小川氏。現場との連携を重視しながら、カープの現状を見極め、今後のチーム編成に取り組んでいく。
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