12月5日、秋田・能代市総合体育館にて、広島ドラゴンフライズと秋田ノーザンハピネッツのリーグ第11節GAME1が行われた(写真は宇都宮戦)。

 リーグ戦の再開初戦で滋賀に大敗しただけに、広島としてはアウェーとはいえ白星を摑みたい一戦だ。ところがチームの意に反して、試合は序盤から秋田ペースで進んでいった。

敗戦の中でも21得点を挙げるなど攻守にわたり存在感を見せたグレゴリー・エチェニケ選手。

<1Q>
試合開始から広島はパスを回し得点チャンスを掴むも、シュートを決め切るまでには至らない。一方、守備でも秋田の古川孝敏に連続でジャンプシュートを決められるなど劣勢に。グレゴリー・エチェニケ(広島)がインサイドで存在感を見せるも、14-21のビハインドで1クォーターを終える。

<2Q>
広島はリングへのドライブで秋田のディフェンスを崩し、アイザイア・マーフィーのレイアップや朝山正悟のジャンプシュートで加点。お互い点の取り合いが続くなか、徐々に広島が追い上げるも逆転までは及ばず、32-35で前半を終了。

<3Q>
出だしから秋田の強度の高いディフェンスに阻まれ、逆にリードを広げられてしまう。ジャマリ・トレイラーのダンクや、古野拓巳の長距離のスリーポイントで一時、点差を詰める場面もあったが、秋田の大浦颯太にスリーポイントを決められたのをきっかけに、再び守備が崩れて点差を広げられてしまう。54-68で3クォーターを終了。

<4Q>
苦しい展開が続くなかエチェニケがダンクやバスケットカウントで得点するが、秋田の猛攻も止まらない。試合終了間際に谷口大智が意地の連続スリーポイントを決めたものの、前半の勢いを取り戻せすことができず73-95で敗戦した。

 第2クォーターまでは及第点ともいえる内容だったが、後半戦に入ったところで守備が崩壊。終わってみれば22点差をつけられる大敗ゲームとなってしまった。

◆ドラゴンフライズ・ヘッドコーチ&選手コメント

堀田剛司ヘッドコーチ
「前半は秋田を30点台に抑え、プラン通りにいっていたが、後半で徐々に秋田のボールプレッシャーに負けはじめた。なかなか自分たちの攻撃を遂行できない状況になり、リズムが悪くなった。守備でもトラブルが多くなり、ピック&ロールで崩される場面が増えた。この後、映像を確認しミーティングを行い、修正して明日の試合へ臨みたい」

岡本飛竜
「ゲームを通して第3クォーターの自分のミスでゲームを崩してしまったので、凄く反省している。(秋田の守備を)チームでどうやって崩していくか、共通認識がまだまだ甘い部分や、自分のミスがこの結果につながった」

■試合結果
2020-21シーズン第11節GAME1/12月5日/秋田・能代市総合体育館
●(4勝13敗/西地区8位)広島ドラゴンフライズ 73-95 秋田ノーザンハピネッツ(9勝8敗/東地区7位)〇
(1Q:14-21.2Q:18-14.3Q:22-33.4Q:19-27)

【スターター】
広島/ジャマリ・トレイラー、トーマス・ケネディ、岡本飛竜、アイザイア・マーフィー、グレゴリー・エチェニケ
秋田/大浦颯太、アレックス・デイビス、長谷川暢、カディーム・コールビー、古川孝敏