◆J1で簡単にいくチームはない

——アンバサダーの森﨑浩司さんが、昨季ホーム最終戦での茶島選手のプレー(素早いリスタートからのクロス)を絶賛されていました。

 「相手の隙を突くプレーという意味では、さきほどのアイデアという部分と重なる話です。J1でプレーしていて思うのは簡単にいくチームはなくて、拮抗した戦いが多いという実感があります。理想としてはきれいに崩したり自分たちが思い描いた形で点を取るというのが理想なんですけど、J1ではなかなか難しいのも事実です。となればサッカーにおいてゲームの中で相手の隙を突くことは重要なので、個人的にはいろいろなシーンで相手の隙を狙いにいっています。相手からすると本当に嫌だと思うので、今後はチームとしてもそういうプレーを出していって、個人だけではなくチーム全体で相手の隙を突くプレーを出していければ得点数も上がっていくと思いますね」

——少し話がずれますが、プロ入り前から参考にしていたというイニエスタ選手(神戸)との試合が昨年実現しましたね。

 「本当にずっと見ていた選手なので、シンプルにうれしかったです(笑)。高校時代から自分がまだプロではない状態、なれるのかどうかも分からない状態のときから見続けていました。自分のプレーに自信があるのかないのかも分からないようなときにイニエスタとか、そのときのバルセロナで言ったらシャビだとか体の大きくない選手が世界で活躍している姿を見て、自分もこういう風にやっていけばプロでもやれるんじゃないかと思わせてくれた選手でした。大学時代もそうですけど勝手にそういう気持ちで見ていた選手なので、まさか同じピッチに立ってプレーできるなんて思ってもみなかったです。本当にうれしかったですね」

——では今季の意気込みをお願いします。

 「昨年は試合に多く出させてもらいましたけど点が取れなかったので、今年は点も取りたいですしアシストも増やして、結果でチームに貢献できるように頑張りたいです具体的には5ゴール、5アシスト。その上でチームとして優勝を果たしたいと思います」