WBC連覇を目指した侍ジャパンは、激闘の末にベスト8に終わった。1次ラウンド・韓国戦では2打席連続本塁打の活躍を見せた鈴木誠也は、ベネズエラ戦で1回に負傷交代となり、ファンからも心配の声があがっている。
いまやカブスの主力となった鈴木だが、カープ時代も故障に苦しんだ時期があった。なかでもリーグ連覇を果たした2017年には、シーズン終盤に足首を骨折して長期離脱を余儀なくされた。ここでは、リハビリを乗り越えてさらなる進化を遂げた2018年、復帰直後の独占インタビューを再編集して掲載する。
◆故障から這い上がり貢献したリーグ連覇
─2018年は苦しいリハビリを乗り越え、初の開幕4番・スタメンスタートとなりました。
「開幕4番ということよりも、いざ開幕を迎えるまでに『本当に間に合うのかな』という気持ちがずっとあったので、開幕に間に合ったうれしさがまずありましたし、『開幕戦は出られないかもしれない』と思っていたので、4番よりも、単純にスタメンで出られた事実がうれしいという感覚でした。でもホッとしてしまったのか、すぐに離脱してしまいましたけどね(苦笑)」
─開幕戦の第一打席はスタンドからの大歓声の中で迎えました。ファンのみなさんの声援に感じるものはありましたか?
「そこは意外に冷静だったので、ファンのみなさんの声援も聞こえていました。改めて、本当にありがたいことだなと思いましたね」
─2017年8月23日のDeNA戦で負傷し、手術を受けることになりました。今年の開幕戦はそれ以来の公式戦でしたが、長く感じましたか?
「リハビリ中はとにかく1日1日良くしたい気持ちだけでした。朝起きてみてもまだ良くなってない、良くなってきたと思ったら次の日はまだ痛みが残っているとか、その繰り返しだったので……開幕までは時間が足りず、本当に短く感じましたね」
─相当な不安を抱えた上でシーズンを迎えたのですね。
「そうですね。『自分のプレーが今はできないんじゃないか』という不安の中からスタートして、『とにかく同じケガはしたくない』とか、そのケガをかばって『他の箇所を痛めたくない』という思いが強すぎて、多少なりとも序盤の試合はプレーに影響が出てしまっていたのかなと思います」

