◆決着をつけ、情熱にケリをつけるのもハッピーエンド
―多くの方がどこかで夢を諦め、別の道を歩んでいます。
竹原「『諦める』というとネガティブな響きがありますが、僕は『情熱にケリをつける』ということだと思うんです。目標を達成するにせよ、無理だと断念するにせよ、どちらも尊いこと。全力で行動し続けて、はっきりとした決着がつくなら、どっちの結果であってもハッピーエンドだと僕は思っています。プロ野球選手を目指していた時期があった。でも全力でやったけど届かなかった。今はこの会社で仕事をしている。それもハッピーエンドですよ。一番良くないのは、くすぶって燃え尽きられないまま「うーん」となることですね。自分も含め、お互い全力でドンと行動して、バチンとした決着を迎えられたらいいなと思っています」
◆ボクシングの経験で学んだ「歌声を鍛えるには歌うしかない」
竹原「とはいえ、音楽は勝ち負けがない世界ですし、年齢制限もない。チャンスがある限り、僕は応援してくれている人に良いところを見せられるように頑張っていこうと思っています。 ライブでも、反省点が残らないことはないので、『こうすればもっと良くなる』と思えばすぐに改善します。ボクシングでもそうでしたが、考えることや改善することが好きなんです。昔、先輩に『パンチ力をつけたいなら、サンドバッグをずっと殴り続けろ。殴る力はそれでしかつかない』と言われたことがあって、それは今の歌にも通じています。『歌声を鍛えるには歌うしかない』という理屈で、とにかく実践あるのみ。ライブをやりまくるという考え方でやっています。 今度のアルバム『FIRST CRY!!』のジャケットは、タイトルに合わせてファーストミットを持ったのですが、最近は野球関連の仕事が本当に多くて、少し不思議な縁も感じています」
◾️竹原ピストル
1976年千葉県生まれ。大学時代、ボクシング部主将を務め全日本選手権に二度出場。1999年「野狐禅(ヤコゼン)」を結成、2003年にメジャーデビュー。2009年解散後、ソロ活動スタート。2017年には紅白歌合戦にも出演。役者として、映画『青春☆金属バット』(06/熊切和嘉監督) 、『さや侍』(11/松本人志監督)などに出演。『永い言い訳』(16/西川美和監督) では、キネマ旬報助演男優賞、第40回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。
今年3月に、BCリーグ創設20周年イメージソング「ばっちこ~い!!」を配信リリース。5月27日にはオリジナルアルバム『FIRST CRY!!』をリリース。


