12月15日に2020年新入団会見が終わり、新たに7選手がカープのユニホームに袖を通した。この企画では、改めて現役カープ選手が過去に新入団会見で語った言葉を振り返る。

 今回は2019年ドラフト1位で指名された小園海斗が入団会見で語った言葉を紹介する。

 超高校級ショートの触れ込みでカープに入団した小園海斗。高卒新人としては19年ぶりに開幕一軍に選出されると、6月20日のロッテ戦ではプロ初安打をマーク。プロ2年目の今季は一軍出場なしに終わったが、二軍では打率.305をマークするなど意地を見せた。“日本一へのショート”への途上にいる背番号51は、入団会見の場でどのような言葉を口にしていたのだろうか。

4球団競合の末、ドラフト1位でカープに入団した小園海斗選手。

◆「日本を代表するショートを目指す」

「ものすごく良い背番号で、鈴木誠也さんの後の背番号になるので、プレッシャーにもなりますが、それを力に変えていけるように頑張っていきたいです。

 マツダスタジアムは球場が真っ赤でファンの方の熱い声援があるので、心強いという印象です。熱い応援の中で野球ができるので、最高の環境だと思います。(プロの世界では)自分の持ち味である走攻守でアピールできたらと思っています。日本を代表するようなショートになっていけるように頑張っていきます。そして、積極的なプレーで、球場を魅了していきます。

 ショートは内野手の中でも一番華があるところなので、絶対譲れないという気持ちがあります。田中広輔選手はすごい選手なので、追いついていけるように頑張っていきたいと思っています。

 ずっとライバルだと思っている藤原君(恭大・ロッテ・ドラフト1位)とは高校時代に戦うことができなかったので、プロの世界でぜひ対戦してみたいです。目標とする選手は小学校のときの先輩(宝塚リトルの先輩)でもある、ヤクルトの山田哲人選手です。すごく良い選手だとずっと思っていますし、その選手に追いついて、追い抜けるように頑張っていきたいと思います。

 1日でも早く、一軍の世界で活躍して日本を代表するようなショートになれるよう頑張りたいと思います。よろしくお願いします!」