1982年6月22日生、東京都出身。180㎝・102kg/少年時代から慣れ親しんだショートの位置から、スタンドを見渡す内藤選手。

◆天気予報もチェックしながら撮影のことを考えていました(笑)

 あと、試合を見ながら翌日の撮影のことも考えていましたね。確かに始球式をやらせていただいたこともあるし、最近は球場に行くとありがたいことにベンチのあたりまで入れていただくことも多いので、グラウンド内からの景色はなんとなく想像はつくんです。

 でも今回はスタンド、グラウンドに誰もいない状態の中に自分がいるわけですよ。その姿を想像したら、ワクワクしましたね。早く撮影をやりたいような、でもやりたくないような。

 試合が終わらないと取材日にならないけど、でも取材が終わってしまうのも寂しいし、本当に早く試合が終わってほしいような、終わってほしくないような複雑な気持ちでした。最近では撮影で緊張することなんてほとんどないけど、今回ばかりはちょっと緊張しながら、たまに天気予報もチェックしながら(笑)、撮影のことを考えていました。

 撮影当日はビックリするくらいの快晴でした! 別に雨男というわけではないですけど、天気が良くてちょっとホッとしましたよ(笑)。雑誌を見ていただければ分かるんですけど、撮影では九里投手のレプリカユニホームと新日本とカープのコラボTシャツを着ました。

 両方とも持参したもので、前日に試合を見ているときも九里投手のユニホームは着ていたんですけど、撮影直後に九里投手の背番号が来年から変わってしまうことが発表されたんですよね(苦笑)。仕方のないこととはいえ、ちょっと残念というか、失敗したなぁと思いました。まあ、でも背番号12での撮影は今回だけですから、ある意味、貴重なショットということで(笑)。

 撮影中は、「ここに行かせてほしい」とか「ここでこういうポーズを取らせてほしい」とか、自分から希望は出してないです。だって、カープファンの聖地ですよ!

 そんな場所で失礼なことをしてもいいのかという気持ちが働いてしまって、表面上は平静を装っていましたけど、内心は「ここで寝転がってもいいのかな?」「ここに足を踏み入れてもいいのかな?」「ここは触ってもいいのかな?」とか、イチイチ気にしていました(笑)。グラウンドにベルトを置かせていただいたときも、ベルトの心配よりも芝生を傷めるんじゃないかとドキドキしていましたから(笑)。