11月11日に行われたカープの今季最終戦を生観戦した内藤選手。1塁側内野席に陣取り、球場内を激写。

◆やっぱりナマで見る野球はすごく楽しいなって

 今回の撮影に関しては、当初から「マツダスタジアムでできたら…」というお話をいただいていました。ただ、コロナの感染対策などもあって、なかなか団体としても試合以外で遠方まで移動させることは難しいと。一旦は「関東の球場で撮影をするかも…」という話も浮上したんですけど、でもそこは自分から新日本に「絶対にマツダスタジアムでやりたい」と言いましたよ。

 そうしたら、11月に入ったくらいで「マツダスタジアムで決まりました」という話をもらいました。ただ、当初はコロナの影響で外観のみで、スタジアム内での撮影はNGだったみたいです。でも編集部の方が最後まで交渉を続けてくれて、撮影3日前というギリギリのタイミングでグラウンド内での撮影が決定しました。仮に飛行機とか新幹線とか公共交通機関を使っての移動が難しいというのであれば、オレは自分で車を運転してでも広島まで行くつもりでしたね(笑)。

 でも、せっかく『広島アスリートマガジン』の表紙を飾るのであれば、やっぱり撮影場所はマツダスタジアム以外はあり得ないと思っていたので。それが本当に実現したので、協力してくださった方々に感謝しましたし、いちファンとしてこれほどぜいたくなことはないなと幸せな気持ちになりました。

 取材日時に関してはだいたいの日程を出していただいて、自分から希望する形でカープの最終戦の翌日にしてもらいました。せっかくなら、今年は一回もマツダスタジアムで観戦してないし、ついでにカープの試合を見ようと思って広島には前日から入りました。

 ちょうど九里亜蓮投手の先発日でテンションも上がっていたんですけど、試合は1点差で負けました…。ただ、勝ちゲームを見られなかったのは残念でしたけど、やっぱりナマで見る野球はすごく楽しいなって思いましたね。オレも今年は球場での観戦は2回だけでしたけど、コロナの影響でいろいろと制限がある中でも、球場で野球が見られる、カープの野球がナマで見られるのはありがたいことだなと。

 もちろん満員のお客さまが入っているわけではないし、オレがカープを好きになった理由の一つであるスクワット応援とか、あと広島特有のヤジも含んだ熱い応援であったり(苦笑)、そういう声援がないのは寂しかったですけど、ナマで野球を見られた喜びの方が大きかったです。