昨季に一軍デビューを果たし存在感を示した羽月隆太郎が、春先から猛アピールを続けている。初の開幕一軍入りに向けて自身の“売り込み”に余念がない若鯉の、ルーキー時代の声を抜粋してお届けする。
(『広島アスリートマガジン』2019年8月号)

ユニホームを真っ黒にしながら猛練習に取り組む羽月隆太郎選手。

◆セカンドが一番難しい分、魅力的

ー 今回はルーキーインタビューということで、羽月選手のこれまでをお尋ねします。まず野球を始めたきっかけを教えてください。

「きっかけは6歳年が離れた兄がもともと野球をやっていたことです。野球を始めたのは小学2年生の頃で、その前は水泳も少しやっていたんですが、すぐに野球一本になりました」

ー これまでにはどんなポジションを守ってこられましたか?

「小学生の頃は投手、中学生になってからはセカンド、サード、高校ではセンターやショートを守っていました」

ー いろいろなポジション経験がありますが、ご自身の中で最もやりがいのあるポジションは?

「セカンドが一番難しい分、魅力的だと思っています。ショートは普通に捕球すれば、体がファースト方向に向きますが、セカンドは動きが全く逆ですからね。難しいですけど、その分セカンドで良いプレーができれば評価につながると思っています」