─打撃面では新打法に挑戦されていました。どんな意図があったのですか?

 「構えを少し変えてバットを寝かせていますが、シンプルさを求めた結果ですね。バットの出やすさもそうですし、良い打者を見ていて、左打者である程度打率を残している打者はバットを寝かせている人が多いなと思ったんです。カープであれば(西川)龍馬もそうですし、秋山(翔吾)さんも柳田(悠岐)さんもどちらかと言えばそうですよね」


─実際バットを寝かせた打撃を試した感触はどうですか?

 「僕は構えを気にするタイプなんで、構えがダメなら全部感覚が良くないんです。そこでリズムというか、肩に一旦バットをついた後にトップをつくることを試してみました。振る量はこれまでのキャンプでたくさんやってきましたが、ただ振るだけではなくて、1スイング考えながら、質も求めていきたいし、もう一段階上げて、より実戦に近い形を意識していきたいですね」


─今季プロ6年目を迎える野間選手にレギュラー奪取の期待がかかります。今シーズンの目標を聞かせてください。

 「もうシンプルに試合に出て、レギュラーとして1年間試合に出て、もう一度優勝して、日本一になる。そこを目指して頑張っていくだけです」

▼ 野間峻祥(のまたかよし)
1993年1月28日生、兵庫県出身/180cm・83kg/右投左打/外野手/プロ6年目・26歳/村野工-中部学院大-広島(14年ドラフト1位)