3連覇の主役であった丸佳浩がチームを去った2019年シーズン、空席となったセンターの最右翼として大きな期待を受けていた野間峻祥。開幕スタメンを勝ち取り、順調にスタートしたかに見えたが、課題の打撃で苦戦したことで、ポジション確保とはならなかった。高い身体能力は周知の通り。今季こそレギュラー獲りが期待される。背番号37が感じた昨季の反省と収穫、そして今季の意気込みを聞いた。

今季こそレギュラー定着が期待されるカープの野間峻祥選手。

─秋季キャンプではさまざまなことに挑戦されていたのでしょうか?

 「守備に関してはシーズン中にセンターを守っていて前後の距離感で苦戦したところがありました。なので前後の間隔でスタートを切りやすい場所を見つけることを意識しました。走塁はスタートの精度を高めたいですし、これからいろいろ試したい部分もあります。他球団を見ていても、クイックが速いのに結構走ってくる印象があって、ギャンブル的なスタートを切っている選手が少なく感じるんです。ウチでは(鈴木)誠也とか結構ギャンブル的に走っていましたけどね。投手の雰囲気というか、どういうタイミングになるか分からないですけど背中に出るところとかあるのかなと。僕自身、足では負けていないと思うので、もう少し盗塁を仕掛けることを追求していきたいと思っています」