◆今は結果よりも内容を重視
―その中で若い投手も育ってきました。刺激や焦りといった気持ちはあるのでしょうか?
「みんな球も速いですし、勢いもあるので刺激になります。一緒にトレーニングはしますが、試合になると僕も負けたくないという気持ちがあるので、そこは良い意味で競っていきたいと思います」
―これからシーズンに入っていくわけですが、現時点で一番意識していることは何でしょうか?
「結果はもちろんなんですけど、どういう内容で抑えるか、というところに重点を置いています。結果的にアウトになればOKではなく、ここは三振なのか、それとも内野ゴロでダブルプレーを奪うのか。ベンチワークの注文にしっかり応えられる投球を意識しています」
―実際、想定通りにアウトは取れていますか?
「もちろん三振を狙ってヒットを打たれることもありますが、今のところ三振は毎試合で一つは取れているので、これを続けていって、もっと自分の球を操れるようになれば結果もついてくると思っています」
―勤続疲労を心配する声も挙がっていますが、そのあたりはどうでしょうか?
「どうなんでしょう? そこは自分では分からないですね。60歳、70歳まで野球をやるわけではないので、今できることをしっかりやって、かりに球が遅くなっても一軍で投げられるようなスタイルをしっかり築きたいと思います」
―ではコロナ禍でも熱心に応援してくださるファンにメッセージをお願いします。
「球場に足を運べる方、運べない方もいらっしゃると思いますが、テレビ越しでも変わらず応援をよろしくお願いします」