ちょうど1年前の4月16日。安倍晋三元首相が新型コロナウイルスの感染拡大に対応する『緊急事態宣言』の対象地域を全国に拡大することを発表した。

昨季は新型コロナの影響で開幕が6月までずれ込んだ。選手たちは開幕日が決まらない中での練習を余儀なくされていた。

 それに伴い翌日17日にはオンラインによるプロ野球12球団代表者会議が開かれ、2020年シーズンにおける『セ・パ交流戦』の中止と、5月中の公式戦開幕の断念を決定。4月12日から2部制で練習を行ってきたカープも、規模を縮小して2班が1日おきに練習する1勤1休体制に移行した。

 先行きが不透明だった昨季とは違い、今季は例年通りに交流戦が開催される。カープは5月25日の西武戦(マツダスタジアム)から、パ・リーグとの対戦を開始。現状は3連敗中とはいえ8勝8敗1分と5割を維持しているだけに、鬼門と呼ばれる交流戦を前にして、ここから一つでも多くの貯金を積み重ねたいところだ。