◆リーグトップの6セーブをマーク

 一方で背番号を受け継いだ栗林は、冒頭で触れたように4月18日現在で防御率0.00をキープし続け、早くもリーグトップの6セーブを記録。期待以上の投球をマウンド上で見せている。

「僕は今年24歳で、カープのなかでは若手と呼ばれないかもしれないので、1年目から結果を残さないとすぐに置いていかれるという危機感は持っています」

 先発陣は開幕ローテーションを務めた大瀬良大地、野村祐輔、中村祐太を欠くなど厳しい状況となっているが、昨季までと違ってリリーフ陣は見違えるような投球を見せている。165セーブ(歴代12位)を積み上げた永川コーチの目の前で、栗林が新たな歴史を刻み続けている。