12勝10敗1分と、カープの二軍が一軍と同様に5割以上をキープしている(数字は全て4月27日現在)。その立役者の一人となっているのが、次代の4番候補である正隨優弥。現在は打率.329でウエスタン・リーグの首位打者をひた走っている。

2018年のドラフト組である正隨優弥(6位)と林晃汰(3位)。現時点では正隨がアピールに成功している。

 打率以外でも安打数(28)でリーグ1位。打点(17)、出塁率(.389)などでもリーグ2位の好位置を維持している。

 昨季は一軍で8打席のみの起用だったが、現在の状態が続くようなら、そう遠くない時期に一軍昇格の芽も出てくるだろう。プロ初安打をプロ初本塁打で飾ったスラッガーが、自慢の長打力を武器に虎視眈々とチャンスを伺っている。

 一方で同じく4番候補の林晃汰は、今季はやや出遅れている。ここへきて打率を2割台(.207)に乗せてきたが、まだまだ本調子とは言い難い。正隨と共に全試合に出場するなど首脳陣からの期待も高いだけに、ここからの巻き返しに期待したいところだ。