昨季は得点力不足がV逸の大きな要因となったが、今季は覚醒間近の若鯉が勝利を引き寄せる原動力となる。

坂倉将吾選手

日南での一次キャンプでは、異例ともいえる捕手5人体制が敷かれた。ただでさえ過当競争の様相を呈するなか、二軍キャンプでも磯村嘉孝らが虎視眈々と昇格を狙っている。

會澤翼に次ぐ2番手捕手争いは、全ポジションの中でも最激戦区と言っていい。そんななか連日、アピールを続けているのが坂倉将吾だ。

今オフは巨人の炭谷銀仁朗らと合同自主トレを行い、捕手としてのスキルアップに務めた。昨季までは外野の練習を並行して行なっていたが、今季は捕手練習のみに特化。

打撃でも第1クールから柵越えや安打性の当たりを連発している。昨季は外野で12試合に出場する一方で、捕手では3試合のみの出場にとどまった(いずれも途中出場)。

捕手一本に絞った以上、攻守の両面で更なるレベルアップが必要となる。今季こそ若手筆頭格の坂倉のブレイクに大きな期待がかかる。

坂倉将吾(さかくらしょうご)
1998年5月29日生・21歳/右投左打/2016年ドラフト4位/プロ4年目
【2019年成績】 51試合 61打数 14安打 打率.230 1本塁打 7打点 0盗塁