◆千葉ロッテマリーンズ「上位打線の破壊力は、12球団屈指」

 昨季のリーグ2位がフロックでなかったことを証明するように、今季も好調をキープするロッテ。開幕から現時点までの戦いを見る限り、今季のチームカラーは「打高投低」だ。5月12日時点でチーム得点はリーグ1位。その象徴が、1番・荻野貴司、2番・マーティン、3番・中村奨吾の3選手。

 35歳でも衰えぬスピードでリードオフマンを担う荻野、リーグ最多10本塁打の「恐怖の2番打者」マーティン、打率3割&出塁率4割超えの中村からなる上位打線の破壊力は、12球団屈指だろう。

 特にマーティンは3、4月の月間MVPを受賞するなど、開幕から好調をキープしている。3人すべてを抑えることは至難の業だが、得点圏打率も高い2番・マーティンを抑え込めば、打線を分断できるはずだ。

 投手陣は打線と比べるとやや安定感に欠けるところもあり、絶好調の菊池涼介を筆頭にカープ打線の爆発にも期待したい。