本日6月5日にマツダスタジアムで行われるカープ対楽天の交流戦は、カープが森下暢仁、楽天は田中将大が先発マウンドにあがる。

マツダスタジアムで投げる田中将大投手(2009年6月18日撮影)。

◆“任されたところで結果を出す”18番の決意

 森下は新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と判定され、5月22日から戦列を離れていたため、5月12日のヤクルト戦(神宮)以来、約3週間ぶりの登板となる。

 今季の森下は開幕から先発ローテで投げ続け、防御率1.84と抜群の安定感をみせている。登板した7試合のうち6試合でクオリティスタートを達成しており、本日も先発として試合をつくってくれそうだ。

「“任されたところで結果を出す”ことにこだわるのは、これまでと変わりません。先発として投げて勝つことが求められていると思いますし、勝ち星が、自分にとってもチームにとっても良い影響をもたらしてくれると思っています」

 コロナ禍の影響もあり、交流戦に入り思うような結果が出ないチームに勢いをもたらす投球を期待したい。

 今季、8年ぶりにNPBに復帰した田中将大は、5月29日のDeNA戦(楽天生命パーク)以来、1週間ぶりのマウンド。過去2試合、相手打線を1点に抑えるピッチングを披露しているだけに、カープ打線がいかに攻略できるかが、勝利のカギとなりそうだ。

 田中がマツダスタジアムのマウンドに立つには、2011年6月15日以来。この試合は、バリントンと投げ合い、4対0で完封勝利。113球を投げて9奪三振。カープ打線をわずか3安打に抑える投球をみせた。

 10年ぶりとなるマツダスタジアムで、スケールを増した田中がどんなピッチングをみせるか注目が集まる。

 日本中のプロ野球ファンが注目していると言っても決して過言ではない、“森下暢仁対田中将大”の対決。本日14時にマツダスタジアムでプレーボールの時を迎える。

【森下暢仁の今季成績】
7試合 3勝3敗 防御率1.84 49回
43奪三振 11失点 四死球18

【田中将大の今季成績】
7試合 2勝3敗 防御率2.54 46回
37奪三振 13失点 四死球8