◆6月の「誕生月占い」によると・・

 一般に、ある程度の大集団になれば、誕生月ごとの差は少なくなる傾向になる。しかしカープで見てみると、多い順に6月生まれ(16名)、4月生まれ(12名)、8月生まれ(10名)となり、逆に最も少ないのが11月生まれの2名(磯村嘉孝、林晃汰)、次いで2月生まれの3名(石原貴規、クロン、塹江敦哉)、5月生まれの4名(髙橋大樹、韮澤雄也、坂倉、中神)となり、差が大きく開いている。なぜこのような開きが生まれるのだろう。

 この傾向が他球団も同様なのかを見てみたい。プロ野球選手全体の誕生月についての調査は結構行われており、そのデータと比較してみる。スポーツ報知の昨年5月の記事によれば( https://hochi.news/articles/20200506-OHT1T50206.html )、プロ野球の支配下日本人選手で最も多いのが4月生まれの84名、次いで7月の74名、6月の73名となっている。全体的な傾向としては1~3月のいわゆる「早生まれ」の選手の数が少なく、これは幼少時の体格差などが影響しているのではと推測されている。

 一方で、6月生まれは確かに3位と人数的には多いが、「特に多い」という傾向はプロ野球全体からは見ることができない。これは、カープに特有の傾向と言わざるを得ないのではないか。

 6月生まれが多いことはチームにどのような影響を与えているのか。特有の性質などはあるのだろうか。そこで「誕生月占い」を参考にしてみることとする(紅たき氏による誕生月占い・マイナビウーマンhttps://woman.mynavi.jp/article/201230-15/)。

 記事によれば、6月生まれは直観力に優れ、強い冒険心と行動力を持ち、負けず嫌いで勝負事や競争が大好きな性格であるという。またコミュニケーション能力が高く、「チームの成果や関わる人みんなが喜ぶことを優先すれば、結果的に大きな成功を手にすることができる」ということだ。とてもカープっぽい性格のように思えてくる。

 誕生月占いを信じるかどうかは別として、6月生まれが多いということは、今月は選手の誕生日を祝える日が一年のうちで一番多いということでもある。そんなことも楽しみにしながら観戦していきたいものだ。

 

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オギリマサホ
1976年東京都出身。イラストレーターとして雑誌や書籍等の挿絵を手掛けるかたわら、2018年より文春オンライン「文春野球コラム」でカープ担当となり独自の視点のイラストコラムを発表。著書に『斜め下からカープ論』(文春文庫)がある。