今シーズン、一軍に定着しつつある羽月隆太郎。4月以降、スタメン出場が増え、6月9日時点で、打率.315、1本塁打を記録。またチームトップの6盗塁を記録するなど、走攻守すべてでチームの勝利に貢献を続けている。

 ここでは、高卒3年目の若鯉が、一軍で活躍するため、常に意識している言葉をクローズアップする。

チーム随一の俊足を誇る羽月隆太郎選手。

◆「一軍の試合では予測と準備が大事」

 高卒3年目の羽月隆太郎は、プロ入り後にコーチから授かったアドバイスを常に意識している。

「玉木さん(一軍内野守備・走塁コーチ)から予測と準備が大事だとずっと言われてきました。特に一軍の試合は緊張感も大きいので試合前から入念に準備するように心がけています」

 開幕は二軍で迎えるも、4月上旬に一軍昇格した羽月は、今季から挑戦中の外野で出場を重ね、プロ初盗塁、初猛打賞、そして、初本塁打を記録するなど、着実に結果を残し一軍での居場所を確立しつつある。

 5月に新型コロナウイルスに感染する予期せぬアクシデントに見舞われたが、6月8日のウエスタン・リーグの阪神戦で実戦復帰。スタメン出場すると、1安打2四球1盗塁を記録し、一軍復帰に向けて状態を上げている。

 常に大切にしているのは予測と準備の意識。チーム随一の俊足を誇る羽月の勢いは、まだまだ止まりそうにない。

【羽月隆太郎の今季成績】※6月9日現在
24試合 打率.315 23安打 1本塁打 9打点