7.25東京ドーム大会のメインで激突する第3代IWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟選手(左)と、挑戦者の飯伏幸太選手。

◆仮にやるのであれば、対抗戦ならやってもいいかな

 なぜ、そのような考えになるかと言えば、新日本の所属選手であることへの誇りが強いのかもしれませんね。たとえばオールスター戦の1大会で出場選手が40人いたとして、そのなかで新日本の選手が10人ぐらいしかいないなら、オールスター戦よりも普段の新日本の大会を見てほしい。

 これもさっきの野球のオールスターの話とかと同じで頭の固い考え方かもしれないけど、この考え方はこの先も変わらないと思いますね。いまもたまに「オールスター戦を開催か!?」みたいな話題が上がりますけど、オレは全然、やりたいと思わない。

 仮に「参加しますか」「参加しませんか」と選べるのであれば、「参加しません」に“○”をつけますね。なんか結婚式の招待状みたいですけど(笑)。仮にやるのであれば、対抗戦ならやってもいいかな。

 「他団体で闘ってみたい選手はいないですか?」とよく聞かれるんですけど、同じ年代、同じ時代にアニマル浜口ジムで練習していた選手のことは団体問わず気にはなりますけど、そういう選手もいつの間にか新日本に集まって来ているんですよね。

 新日本の現在のIWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟とは同じ年齢で、同じ時代に浜口ジムにいて、彼が新日本に参戦してL・I・J(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)のメンバーとして一緒に闘うことになりました。SANADAにしろ、飯伏幸太にしろ、むかし他団体にいて「いつか闘ってみたい」と思っていた選手とは、いま新日本で闘おうと思えば実現するんですよ。

 だから非常につまらない答えになりますが、やっぱりオレは他団体の選手と闘うよりも、新日本プロレスの闘いを多くの人に見せていきたいです。

 では、今回はこのあたりで失礼させていただきます。次の連載まで、トランキーロ……あっせんなよ!

【新日本プロレスが7月25日に東京ドーム大会を開催】
 緊急事態宣言により延期となっていた新日本プロレスの東京ドーム大会が、7月25日(日)に開催される。メインは(王者)鷹木信悟VS(挑戦者)飯伏幸太のIWGP世界ヘビー級選手権だ。

■『映画「ゴジラVSコング」Presents WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』
・7月25日(日) 、東京ドーム 15:00開場 17:00試合開始
https://www.njpw.co.jp/tornament/300329?showCards=1