“逆転の内藤哲也”の一環として、まずはIWGPタッグ王座を獲得した内藤選手。

◆ファン時代に好きだった入場テーマ曲

ファン時代に好きだったプロレスの入場テーマ曲は、武藤敬司選手の『HOLD OUT』(ホールドアウト)ですかね。「ムトー」コールのしやすさという意味では『HOLD OUT』だったんですけど、でも個人的に武藤選手のなかでは『TRIUMPH』(トライアンフ)の方が好みでした。コールはしづらい曲だったんですけど、前奏の暗い感じから、一気にパッと花が開くように音色が変わるギャップが好きでしたね。『STARDUST』を使い続けた理由でも言ったように、自分のなかでギャップというのは大きなポイントです。

 高校生のときに妄想で、学校の体育館にリングを置いてプロレス大会を開催するとしたら、オレは『TRIUMPH』で花道を入場しようと思っていましたから(笑)。どんな曲か気になった方は、検索してぜひ聴いてみてください。

 野球の応援歌もけっこう好きです。応援歌の歌詞もちゃんと覚えますし、江藤智さん、金本知憲さん、新井貴浩さんとかファンだった選手の応援歌は必死に覚えました。必死に覚えただけあって、いまだに歌詞を覚えています(笑)。

 あと『実況パワフルプロ野球』という野球ゲームが好きでよく遊んでいたんですけど、そのゲームでは応援歌をアレンジしてつくれるんですよ。だから、ちゃんと自分で応援歌をつくって、ゲーム中は応援歌を歌いながら操作をしていました。ここ2年は球場に行っても応援歌が口ずさめないので、本当に寂しいですね。

 それぐらい野球の応援歌も好きなので、自分の入場テーマ曲の『STARDUST』がカープのチャンステーマで使われたときは、本当にうれしかったです。『それ行けカープ』のリレー映像にも出演させてもらっているし、こうして音楽でもカープに関われているのはありがたいことですね。