右端がIWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟選手。G1で久々となる同門対決は実現するか!?

◆4年に一回、優勝しているので今年は……

 G1 CLIMAXに向けての意気込みということですけど、まずG1を知らない人に説明すると、新日本プロレスが年に一度開催している、シングルのリーグ戦です。2年前までは毎年、夏に開催されていたんですけど、昨年と今年はオリンピック開催の関係もあって秋開催になっています。ちなみに今年は9月18日に開幕して、約1カ月後の10月21日に日本武道館で優勝決定戦が行われます。

 秋開催だと、「暑くなくて気候的にはラクでしょ?」とか言われるんですけど、そんなことはないと強く言っておきたいですね。確かに夏は暑いんですけど、会場内は冷房が効いていたので、快適だったんですよ。

 ただ昨年は、コロナの影響で換気をしなくちゃいけないので、会場の扉とか窓が開いていたりして、冷房の効きが弱くてけっこう暑いところがあったんです。秋なのに暑いなあと思いながら闘っていましたし、もしかしたら夏開催の一昨年までより、昨年のほうがキツかったかもしれないです。おそらく今年も換気は必要でしょうから、秋開催による気候のアドバンテージはないです。

 G1の優勝決定戦っていうと両国国技館が多いんですけど、今年は2年ぶりに日本武道館です。オレはG1では2回優勝していて、どちらも会場は両国国技館でした。まだ日本武道館で優勝決定戦を闘ったことがないので経験してみたいですね。あと、2013年、2017年と4年に一回、G1で優勝しているので、2021年の今年は……ということですよ。

 まだG1の出場メンバーが分からないのでなんとも言えないですけど、同じロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの鷹木信悟、SANADAとは対戦する機会がなかなかないので、なんなら3人が同じブロックになったらおもしろいかもしれないですね。

 入国の関係で外国人選手の来日がどうなるかも分からないですし、そうなるとジュニアヘビー級の選手がエントリーされる可能性もある。もしかしたら同じユニットの高橋ヒロムとの対戦が実現するかもしれない。いろいろと想像すると楽しみなことが多いですけど、そもそもオレ自身がエントリーされなかったら意味がないですけどね(笑)。

 読者の方からの質問はまだまだあるので、次回もできる限り答えていけたらと思います。では次の連載まで、トランキーロ……あっせんなよ!