試合だけではなく、華やかなコスチュームでもファンを魅了する内藤選手。

◆オレは枕が変わっても全く気にならない

 ロス・インゴベルナブレスになってからは、ほとんど同じデザイナーさんにお願いしていて、入場のときに着ているスーツもその方のデザインです。長い間、つくっていただいているので、もちろん信用していますし、毎回お任せでつくっていただいても、なにも心配することはないですね。

 ちなみに自分でコスチューム以外のなにかをデザインすることもないです。さっきも書いたように、とにかくデザイン系のセンスがないし、学生の頃から美術も得意ではなくて、絵も下手ですからね。では、次の質問です。

Q:私は移動が苦手なのですが、内藤選手は移動のときはどのように過ごすことが多いですか?

 プロレスは地方巡業もあるので、コロナ禍以前は1年中、移動しているような感じでした。基本的にバス移動が多いですけど、だいたいはスマホをいじるか、寝ているかですね。これは若手の頃から同じです。

 オレの長所として、いつでも、どこでも寝られるというのがあるんですよ。子どもの頃から暇さえあれば目を閉じて、いつでも夢の中という感じでした。

 小さい頃はバス酔いとかをすることもあったんですけど、大人になってからはまったく酔わなくなりました。それこそ学生の頃は、毎回のように酔い止め薬を飲んだりしていたのに、レスラーになってからはまったくないです。

 よく枕が変わると寝られないっていう話も聞きますけど、オレの感覚ではちょっと理解できないですね。プロレスラーで枕へのこだわりとかが強いと大変だと思いますよ。

 これだけ巡業が多いと、いちいち“マイ枕”を持っていくのも大変でしょうし、オレは枕が変わっても気にならない人間で本当に良かったなと思います。そういう意味ではプロレスラー向きなのかもしれないです。