秋季広島県高校野球大会の2日目が19日に行われ、注目の春夏連続甲子園出場の広島新庄は、広島商業に敗れて初戦敗退となった。

3季連続甲子園の期待がかかる広島新庄が、まさかの初戦敗退。

 試合は初回、広島新庄が幸先よく1点を先制。しかし2回、広島商業が7点を奪う猛攻を見せて一挙逆転。さらに3回以降も広島商業打線の勢いは止まらず毎回得点。広島新庄は3投手が15安打11得点と打ち込まれてコールド負けを喫した。広島新庄は3季連続の甲子園出場が期待されたが、まさかの初戦敗退となった。

 広島新庄・宇多村聡監督は「守備の乱れ、ピッチャーもなかなかストライクが入らない場面もありました。そこをキッチリしていかないことには、勝ちにつながっていきません。これが実力です。一から守ること、ピッチャーは投げること、バッターはしっかり振るということ、すべて次の夏に向けてもう一回鍛え直していきたいと思います」と語った。

 一方の勝利した広島商業の荒谷監督は「(この結果を)予想していませんでした。こういう環境ですけど、1人ひとりが課題をもって短い練習時間の中で集中してやってくれた成果が出たと思います。評価すべきところは評価して、反省点を見直し、良い準備をまた一週間して、次に臨みたいと思います」と、次戦を見据えた。

 初戦を勝ち抜いた高校は9月25、26日に次戦を戦い、10月3日に決勝、3位決定戦が行われる。