野球の影響かと思いきや、まったく違う理由でキャップを被るようになったという内藤選手。

◆今はキャップがないと落ち着かない

 オレはプロレスでの入場や試合後にキャップを被ることが多くて、野球の影響でそうしていると周りからは思われるんですけど、そうじゃないんです。そもそもキャップはあまり好きじゃなかったし、ロス・インゴベルナブレスに入る前は一切、被らなかったですからね。

 ただ、メキシコでロス・インゴベルナブレスに加入した直後、メンバーの一人だったラ・ソンブラという選手から、「キャップを被って入場しよう」って言われたんですよ。あまり気乗りはしなかったんですけど、せっかくなのでキャップを被ってみたらスゴく被り心地がよくて。なにか被ったときにしっくりときたんですよ。オレはキャップを頭にチョンって置くような被り方をするんですけど、それが合ったんでしょうね。

 だって、野球のときはそんな浅い被り方はできなかったし、ちゃんと被らなきゃいけなかったですから。たぶんそれがイヤで、野球をやらなくなったあともキャップに抵抗があったんだと思います。

 でも、頭にチョンって置くような被り方だと全然イヤじゃないし、それでずっと被るようになって、逆に今はキャップがないと落ち着かない。あのときソンブラから渡されてなかったら、間違いなく今でもキャップは被ってなかったでしょうね。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのグッズでもたくさんキャップが発売されていることを考えると、本当にあのときメキシコでキャップを被ってよかったです(笑)。

 あと、キャップを被るときのこだわりとして、ツバは曲がっている方がいいです。最近のキャップはツバが真っすぐになっているものも多いですが、やりすぎなぐらいにガッツリと曲げたくはないですけど、ほどよくツバが曲がっている方が好きです。だから仮にカープに入団することがあったら、ほどよくツバを曲げてキャップを被ります(笑)。