マツダスタジアムのビジョンに流される『それ行けカープ<著名カープファン・リレー映像>』に出演。また自身の入場テーマ曲『STARDUST』が2018年からチャンステーマ(『攻めろ!』)として使用されるなど、熱狂的な鯉党として知られる“プロレス界の4番”内藤哲也。制御不能な男が、ほとばしるカープ愛、そして新日本プロレスを語り尽くします!

※毎月第2、第4土曜日掲載。

“4年周期説”での『G1 CLIMAX』優勝が期待された内藤選手だが、9月18日の試合で左膝を負傷(内側側副じん帯損傷、半月板損傷)し、リーグ戦の残り試合は不戦敗となってしまった。

◆右打者の長距離砲は絶対に必要な戦力

 広島アスリートマガジンWEBをご覧の皆様、2週間ぶりの内藤哲也です。

 いよいよシーズンも終盤になってきました。確か前回のコラムでは『カープのチーム状態も上がってきたので、残りの試合が楽しみ!』という感じのことを書いた気がするんですが……なかなかうまくいきませんね(苦笑)。このまま調子よく行くかなと思ったら、連敗を喫したり、順位も4~6位をウロウロとしています。

 今年1年ずっとそうですけど、好調が続く期間が短いですよね。もちろん長いシーズン、ずっと調子が良いことなんて有り得ないですけど、それにしても苦しい時期の方が長いシーズンになっています。

 選手個々で見ると、鈴木誠也選手が6試合連続ホームラン! プロ野球記録には届かなかったですけど、球団タイ記録を達成して、本当にあの時期は見るたびにホームランを打っていて、相手チームからしたら大変だったでしょうね。前半戦は本来の調子ではなかったですけど、シーズン終盤にかけてきっちりと打率、ホームラン争いで上位に来るのはさすがだと思います。

 バッターで言うと坂倉将吾選手も規定打席に達して、一時的に首位打者にも立ちました。規定打席に到達するのは、それだけスタメンとして試合に出ている証拠ですし、今年1年で一気に飛躍しましたね。首位打者を獲得するのは難しいことだと思いますけど、なんとか打率3割をキープしてシーズンを終えてほしいです。

 若い選手ではもう一人、正隨優弥選手が9月15日の中日戦で逆転ホームランを放つなど活躍しました。二軍ではけっこう打っていたし、早く一軍で見たいと思っていたのでうれしかったです。前にも書きましたが、仮に鈴木選手がカープからいなくなることがあれば、右打者の長距離砲は絶対に必要な戦力ですから。来シーズンに向けても、期待したいですね。