二軍で結果を残し、10月に一軍再昇格を果たした宇草孔基選手。

 カープの選手に密着し徹底取材をもとにお届けする、J SPORTSと広島アスリートマガジンの新企画『広島東洋カープ選手応援企画』。その記念すべき1人目に選ばせてもらったのはプロ2年目の宇草孔基選手。毎週の取材、毎月1回のロングインタビュー、そして、ファンの方の声も取り入れながら、宇草選手の新たな一面に迫っていきます。

 3回目のインタビューでは、Twitterに届いたファンの方からの質問に答えてもらいました。

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◆エキシビションマッチの結果で決断

―Twitterに届いた質問です。『前半戦最後の方からバットが変わったと思うのですが、何か心境の変化はあったのでしょうか?』

宇草:すごい。よく気付かれましたね。

―毎試合、宇草選手の活躍をチェックされている証拠だと思います。

宇草:言われている通り、バットの型を変えました。大学3年の頃からバットの型を変えていなかったのですが、他のバットも試してみたいと思い、少し変えてみました。

―他の選手のバットを試したりなどもしましたか?

宇草:(西川)龍馬さんからバットをいただいたり、小園(海斗)が以前に使用していたものを使わせてもらったり、イチローさんや吉田正尚さんの型を使ってみたり。いろいろ振ってみましたし、試合でも試してみました。

―試したバットの中から、良いところを寄せ集めて完成させたバットということでしょうか?

宇草:そうですね。そのあたりを踏まえてオーダーしたものが先日届き、じつは9月5日のソフトバンク戦(二軍)から新しいバットを使っています。

―一番重要視したのはどの部分ですか?

宇草:ヘッドの形ですね。

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―といいますと?

宇草:今までは、ヘッドがビール瓶の形のようなバットを使っていたのですが、新しいバットは、その部分が細くなっています。

――使い慣れたバットをシーズン途中に変更するのは勇気がいったのでは?

宇草:力一杯振ると安定感がなくなります。バランスの良いスイングで力強い打球を飛ばしたかったので、思い切って変更しました。

――実戦で結果がついてきましたか?

宇草:五輪期間中の「エキシビションマッチ」で一軍の試合に出させてもらったとき、完成品でないとはいえ、新しい型のバットで安打がパンパンパンと出たので、これでいこうと決めました。

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◆宇草孔基 プロフィール
1997年4月17日生。東京都出身。常総学院高では甲子園に出場し準々決勝に進出。高校時代はU-18代表に選出された経歴を持つ。高校卒業後は法政大学へ進学。4年生の春季にベストナインに輝くと日米大学野球選手権大会にも出場した。2019年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーの昨シーズンは、二軍で打率.281、62安打を記録。10月に一軍デビューすると、プロ初安打・初打点を記録し、13試合で11安打を放った。しかし10月の試合で右腓骨(ひこつ)を骨折し離脱。長いリハビリを経て、今年4月に実戦復帰。6月にはプロ初本塁打を放ち、交流戦では5盗塁を記録するなど、一軍で存在感をみせた。一度二軍に降格するも、10月5日に一軍再昇格を果たした。