1982年6月22日生、東京都出身/180㎝・102kg/新日本プロレス所属。ひとまず今回で始球式の写真は終了。ちなみに、このとき内藤選手がつけていたグローブは黒田博樹氏のグローブ! 「コッソリ持ち帰りたかったっす……(笑)」とのことだが、なんとか自分を制御することに成功した。

頑張ってアイスを食べたのに……

 オレは2011年ぐらいから数年間は新日本プロレスの大会プロモーションをよくやっていて、それで広島にも行くうちに徐々に知り合いも増えていきました。新日本の大会がないときでもカープの試合を見に行ったり、プライベートで広島に行くことも増えて、どんどん人の輪が広がっていきましたね。

 よく広島に行くようになって思ったのは、やっぱり広島の人と話すときにカープの話題は強いっていうことですね。初対面でもカープの話をすると、昔からの友だちみたいな感じになるので(笑)。いまでは広島にも40、50人ぐらいは知り合いがいますね。

 そうやって知り合った方々は会場に見に来てくれることもあるし、会場では会えなくても、カープの試合を見に行ったときに会ったりもします。なんとなくですけど、カープファンであることを公言してからは、広島ではずっと応援されている印象はあります。

 でも、メキシコからロス・インゴベルナブレスを持ち帰って来て(注1)、初めて広島で試合をしたときは(2015年7月)、ビックリするほど無反応でしたけどね。まあ、そのあとの手のひら返しも早くて、いまでは大声援を送ってくれていますけど(笑)。

 全国で試合を行っていると、ありがたいことにお客様や知り合いの方から差し入れをいただくことがあります。広島大会のときは、ほかの会場よりも差し入れの数が多くて、そのほとんどがカープ絡みのモノです(笑)。おかげで、自然とカープグッズが集まりますよ。

 数年前には、カープとコラボしたホームランバー(アイス)を食べまくったことがあります。中・四国限定の発売だったんですけど、当たりが出たらカープ仕様のQUOカードがもらえるっていうので、巡業中に必死に食べたんですけど、結局、当たりは出ませんでした……。でものちに、差し入れでもらったカープグッズのなかに、そのQUOカードが入ってたんですよ! もちろんうれしかったですけど、あそこまで頑張ってアイスを食べたのは、いったいなんだったんだろうって少しだけ思いました(笑)。

(注1)ロス・インゴベルナブレス/メキシコのプロレス団体『CMLL』で活動するプロレスラーのユニット。Los Ingobernablesはスペイン語で『制御不能な奴ら』を意味する。現状打破を模索していた内藤選手が4年ぶりにメキシコ遠征した際に、同ユニットに加入。帰国後に派生系であるLOS INGOBERNABLES de JAPONを立ち上げ、名実ともに新日本プロレスのトップに躍り出た。de Japónは『日本の』の意。