◆2000安打を達成した新井貴浩から学んだこと

─4月26日に新井貴浩選手が2000安打を達成しました。達成の瞬間を見て純粋にどんな気持ちでしたか?

「もちろん2000安打という記録はとてつもなくすごいと思います。でも僕は新井さんの試合以外でやっていることをベンチ裏で見たり、試合前の行動を見させていただいていて、そういう部分ですごいなと感じています。新井さんはすごく体が強い方ですし、だからこそ試合に出続けられるんだと思います。今は試合に出続けるということが一番すごいと感じますね。それがあっての、あのような大記録だと思います。体に痛い部分もありながら、それでもチームのために試合に出続ける姿勢というのは、僕はすごいと思っているので、そういう部分をこれからももっと学んでいきたいと思っています」

─その試合で鈴木選手は2本の本塁打を放ちました。新井選手と同じくらい目立つ活躍でした。

「あの2本も本当にまぐれで、自分でも何で打てたか分からないです(笑)。でも新井さんの大記録の日に打てて、試合にも勝ててとにかくうれしかったですね」

─今年から鈴木選手のオリジナル応援歌ができました。率直にどんな気持ちですか?

「自分にオリジナルの応援歌ができたというのはうれしいですね。少しは僕もカープファンのみなさんに認めてもらえてきたのかな? と思います(笑)。もちろん歌詞は知っていますけど、カッコ良いなと思っています!」

─今後、鈴木選手に対して各チームからのマークが厳しくなることも予想されます。

「実際に打席に立ってみなければ分からないですが、セ・リーグは攻め方も厳しくなって変わっている部分があると感じています。ただ、交流戦でパ・リーグの投手だと、普段からの対戦も少ないですし、その分良い結果を残せたのかなと思っています。それだけに、またセ・リーグとの対戦となるこれからが、僕にとって本当に勝負だと思ってます」

─まだまだシーズンは続きますが、今後に向けて個人的な数字の目標はありますか?

「やっぱり規定打席ですね。ここは絶対に意識してやっていきたいと思っています。でも、結果が出ていないとスタメンから外されてしまいます。周りにも良い選手がたくさんいますし、まだレギュラーだと思っていません。これからが本当の勝負だと思います。まだまだレギュラー争いは続くと思うので、そういった面では規定打席に到達するということには、こだわっていきたいです」