プロ3年目。飛躍のシーズンにできるか。宇草孔基の活躍を企画と通して見守っていく。

 カープの選手に密着し徹底取材をもとにお届けする、J SPORTSと広島アスリートマガジンの新企画『広島東洋カープ選手応援企画』。その記念すべき1人目に選ばせてもらったのはプロ2年目の宇草孔基選手。毎週の取材、毎月1回のロングインタビュー、そして、ファンの方の声も取り入れながら、企画を進めていきます。

 今回の記事は新年最初のインタビュー。勝負の3年目を迎える宇草選手の今季に懸ける想いをお届けします。

※2022年1月27日に『J SPORTS『カープ“愛”倶楽部』で公開
取材・文/真田一平 取材協力/J SPORTS

《J SPORTSと広島アスリートマガジンが独自に入手したマル秘エピソードも多数掲載》
※記事の全文は『J SPORTS『カープ“愛”倶楽部』で公開中(会員登録無料)

 

◆開幕戦の“その先”を見据えて

―昨年12月上旬頃、MLBに挑戦する鈴木誠也選手と一緒にマツダ スタジアムで自主トレをされていました。

宇草:誠也さんと過ごす時間は本当に貴重な時間です。その自主トレでも、感じたことや学んだことがたくさんあります。

―打撃も守備も、野球人としての佇まいも含めて全てにおいて学ぶことがあると、この密着企画でも何度も言われてきました。

宇草:誠也さんは、ウォーミングアップにしてもトレーニングにしても、ひとつひとつ、いろんなことを考えて行動しているので、その意識を常々感じています。そういった目的意識を持って練習に取り組むという部分は、しっかりと見習っていかないといけないところです。

―その教えを踏まえて、今年の自主トレでは、どのようなテーマを持ってトレーニングをしていますか?

宇草:打撃、守備、フィジカルにおいて、僕自身がクリアしないといけないテーマはたくさんあります。その課題を認識し、その日取り組むべきことを明確にしたうえで練習を行なっています。そう意識することで、“この部分が以前とは違ってきたな、変化してきたな”と小さな手応えを感じることができています。

―昨年、シーズン終盤とはいえ、1番打者に定着し、10月の打撃成績は打率.319、23安打、2本塁打。良いかたちでシーズンを終えただけに、3年目を迎える今季は、昨季とは違った気持ちで迎えているのではないでしょうか。

宇草:そうですね。昨年は手術のリハビリで、自主トレが満足にできませんでした。今年は1月に思い切り体を動かすことができて、自分の課題と向き合うことができているという面ではとても充実しています。プロで2年やって、少しずついろんなことが見えてきたので、その経験を活かして3年目のシーズンを迎えたいと思っています。

◆厄払いをして挑むシーズン

―年末年始はどのように過ごされましたか?

宇草:実家に戻り、家族と一緒に過ごしました。

―年末年始のお決まりのルーティンはありますか?

宇草:特に決まったものはありません。今回もこれまで通り、家族や祖父母と過ごしたり、野球をしている従兄弟がいるので、一緒に野球をしたりしました。あ、あと厄払いにも行きました。

―そういえば後厄ですね。

宇草:そうなんです。1月2日に行ってきました。

―今年も1年、J SPORTSと広島アスリートマガジンで、密着して応援していきますので、よろしくお願いします。

宇草:ありがとうございます。良いニュースをたくさん届けることができるようにがんばります!

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◆宇草孔基 プロフィール
1997年4月17日生。東京都出身。常総学院高では甲子園に出場し準々決勝に進出。高校時代はU-18代表に選出された経歴を持つ。高校卒業後は法政大学へ進学。4年生の春季にベストナインに輝くと日米大学野球選手権大会にも出場した。2019年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーの2020年シーズンは、二軍で打率.281、62安打を記録。10月に一軍デビューすると、プロ初安打・初打点を記録し、13試合で11安打を放った。しかし10月の試合で右腓骨(ひこつ)を骨折し離脱。長いリハビリを経て、2021年4月に実戦復帰。6月にはプロ初本塁打を放ち、交流戦では5盗塁を記録するなど、一軍で存在感をみせた。一度二軍に降格するも、10月に一軍再昇格を果たすと、10月・11月で25安打・2本塁打をマーク。1番打者として打線を牽引する活躍をみせた。3年目を迎える2022年シーズン、レギュラー奪取の期待がかかる。

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