今季、プロ初の開幕一軍入りを果たした宇草孔基

 カープの選手に密着し徹底取材をもとにお届けする、J SPORTSと広島アスリートマガジンの新企画『広島東洋カープ選手応援企画』。2021年夏から取材を続けているのはプロ3年目の宇草孔基選手。毎月のインタビューに加え、ファンの方の声も取り入れながら、企画を進めていきます。

 今回の記事は、プロ野球開幕戦の日に行ったインタビューを抜粋。プロ初の開幕一軍入りを果たした今季にかける意気込みを紹介します。

※2022年4月4日に『J SPORTS『カープ“愛”倶楽部』で公開
取材・文/真田一平 取材協力/J SPORTS

《J SPORTSと広島アスリートマガジンが独自に入手したマル秘エピソードも多数掲載》
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◆開幕前に語った本音とは・・・

―いよいよ本日開幕です。この日をどんな気持ちで迎えましたか?

宇草:そうですね・・プロで初めて開幕一軍に入りましたが、立場的に一軍にいられるどうか瀬戸際だというのは理解しています。それだけに開幕への高揚感はあまりないですね。

―危機感のほうが強いと?

宇草:オープン戦中に、一度、二軍に落ちてしまい、その時は“イチからやり直そう”という思いでいました。ただ、すぐに一軍昇格のチャンスをもらったので、なんとかそれに応えたいという気持ちだけです。僕にとっては大きなチャンスなので、チーム内の競争を勝ち抜いていきたいと思っています。

―二軍の試合では安打も出て、その後、一軍に再合流しました。

宇草:まだまだレベルが低いですし、もっともっと自分の感覚で打てるようにしないといけません。その感覚を自分に染み込ませて、より良いものにしていきたいと思っています。

―走攻守、すべてでアピールを?

宇草:そうですね。自分が持てるものはすべて出し切りたいです。打撃でも守りでも、すべての面でアピールしていきたいと思っています。

―プロ3年目のシーズン。どんな一年にしていきたいですか?

宇草:そうですね・・正直なところ、どんなシーズンにしていきたいかというよりも、どんなシーズンになっていくんだろうという思いのほうが強いです。

―期待と不安、どちらも大きいと?

宇草:すべての物事は表裏一体だと思っているので、期待が大きければ、そのぶん不安も大きいと思います。とにかくチームに勝利に貢献できるよう、期待に応えることができるよう、全力でがんばります。

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◆宇草孔基 プロフィール
1997年4月17日生。東京都出身。常総学院高では甲子園に出場し準々決勝に進出。高校時代はU-18代表に選出された経歴を持つ。高校卒業後は法政大学へ進学。4年生の春季にベストナインに輝くと日米大学野球選手権大会にも出場した。2019年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーの2020年シーズンは、二軍で打率.281、62安打を記録。10月に一軍デビューすると、プロ初安打・初打点を記録し、13試合で11安打を放った。しかし10月の試合で右腓骨(ひこつ)を骨折し離脱。長いリハビリを経て、2021年4月に実戦復帰。6月にはプロ初本塁打を放ち、交流戦では5盗塁を記録するなど、一軍で存在感をみせた。一度二軍に降格するも、10月に一軍再昇格を果たすと、10月・11月で25安打・2本塁打をマーク。1番打者として打線を牽引する活躍をみせた。3年目を迎える2022年シーズン、レギュラー奪取の期待がかかる。